LINEのスマートスピーカー「LINE Clova Friends」と設定アプリ「Clova Friends」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で) 執筆者: 品川 博之 Email: voice-of-i@outlook.jp Twitter: @voice_of_i https://twitter.com/voice_of_i 製作完了日 2019年7月28日 項目の先頭には■(くろしかくの記号)を付記しています。 文字検索などを利用しながら閲覧ください。 目次の始まりには「はじまり」を、目次の終わりには「おわり」と記しています。 目次を読むのが面倒な人は、「目次 おわり」にジャンプして読み進めてください。 ----------目次 はじまり----------< ■はじめに ■お願い ■この説明書を気に入って下さった方へ ■チャプター1 LINE ClovaアプリをVoiceOverで操作する時の注意点 ■チャプター2 Clova Friendsの特徴 ■2-1 本体の形状とボタンの位置 ■2-2 Clova Friendsの製品仕様 ■チャプター3 Clova Friends miniの特徴 ■3-1 本体の形状とボタンの位置 ■3-2 Clova Friends miniの製品仕様 ■チャプター4 初期設定 ■チャプター5 Clova Friends本体の設定をする ■5-1 LINEのメッセージやり取りや無料通話をするための設定 ■5-1-1 無料通話 ■5-1-2 LINEメッセージの送受信をするための利用登録 ■5-2 声を登録する ■5-3 ウェイクワードを変更する ■5-4 マイクが聞き取りモードになった時の効果音の設定 ■5-5 お休みモードの設定 ■チャプター6 その他の設定 ■6-1 スキルを利用する ■6-2 マイコマンドを利用する ■6-3 LINE MUSICを楽しむ ■チャプター7 便利な翻訳機能 ■チャプター8 Bluetoothスピーカーとして利用する ■チャプター9 Clova Friends本体の音をBluetoothスピーカーから出力する ■チャプター10 童話や小説を朗読させてみよう ■チャプター11 本体のリセット ■チャプター12 関連情報 ----------目次 おわり---------- ■はじめに LINEが発売しているスマートスピーカーのLINE Clova FriendsとClova Friends mini、それを制御するLINE Clovaアプリについて紹介します。 iPhone XS, iOS 12のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。 LINE Clova Friendsのスマートスピーカーは、スピーカーで音を出力させるだけでなく、搭載されているマイクにより声を入力することができます。 Wi-Fi、無線LAN経由でインターネットに接続させることにより、Clovaのサービスを利用できます。 利用するために必要なものは、 1. LINEのアカウント。 2. Wi-Fi、無線LANの環境。 インターネットにアクセスするために必要です。 3. iOSかAndroidの端末。 スピーカーの初期設定やカスタマイズを行うために専用アプリを用います。 声で支持すると声で応答してくれるAIアシスタント、そんな機能を使えるスマートスピーカーは2017年の秋から日本でも発売されるようになりました。 LINE株式会社から発売されているスピーカーは、Clovaという名前のAIアシスタントを利用できます。 サイズの異なるスピーカーが発売されており、円筒形のClova WAVE、LINEキャラクターのデザインを採用したClova Friends、2018年5月にはClova Friends miniが登場しました。 ClovaのAIアシスタントは車載システムやディスプレイ付き端末、サードパーティを含めたワイヤレスイヤホンでも利用可能になる予定だとアナウンスされています。 どんなことができるスピーカーかというと、 時刻や天気を教えてくれたり、ラジコでエリア内のラジオをかけてくれます。 LINEの友だちとメッセージのやり取りをしたり、通話ができるというのは、使い方によってはとても重宝することでしょう。 台所仕事で手を離せない時、あるいは、手に障害がありボタン操作が難しい人にとっては、とても役に立つ存在になります。 Clova Friendsの特徴は、 ・LINE通話ができる。 ・バッテリーで動作する。 ・オプション品のClova Friends Dockを利用することで赤外線リモコン機能を使える。 Clova Friends | LINE Clova公式サイト https://clova.line.me/clova-friends/ 公式サイトや楽天ブック巣、家電量販店などで販売されていますが、不定期にキャンペーンを行っているので、注目しておくとリーズナブルな価格で購入できるかもしれません。 使い方は、「ねぇクローバ」のウェイクワードにつづけて、操作してほしいことをマイクに向かって話しかけます。 その音声を認識して、リクエストした操作を実行してくれるという仕組みです。 iOSであれば「Hey Siri」がウェイクワードとして使われていますね。 基本的には声で話しかけて、声で答えてくれるというシステムなので、画面の見えないユーザにとっては都合がよいといえるでしょう。 Clova Friendsをセットアップしたり設定を変更するには、専用のLINE Clovaアプリを使う必要があります。 App名: LINE Clova、デベロッパ: LINE Corporation https://itunes.apple.com/jp/app/line-clova/id1264480038?mt=8 ______________________________________ ■お願い LINEのAIアシスタントClovaで操作できることは増え続けています。 また、スピーカーを設定するためのアプリのバージョンアップは早いペースで行なわれています。 そのためにアプリのレイアウトやボタンの場所が変わってしまうことは多々あります。 ここで紹介している内容に違いが生じるかもしれませんので、ご承知おきください。 また、ここで紹介している内容はブログでも公開しています。 スマートスピーカー「LINE Clova Friends」と設定アプリ「Clova Friends」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で): しゃべってなんぼ! スマートスピーカーでAIある暮らしを http://voicei-ai.seesaa.net/article/462887895.html?1542964760 ______________________________________ ■この説明書を気に入って下さった方へ この説明書は視覚障害を持つ筆者がまとめたものですが、iOS VoiceOver環境でのアプリの使い方には工夫がいるので、ここに公開することにしました。 この説明書が視覚障害ユーザーはもちろんのこと、サポートする人たちにとっても参考になればうれしく思います。 ところで、筆者は視覚障害者や読書み困難のある人向けのインターネット図書館サービスである『サピエ』を応援しています。 朗読図書や点字図書の製作、それら書籍の貸し出しが行われています。 その運営費は寄付金や関連団体からの資金でまかなわれています。 しかし、必死のパッチで運営されている状況のようです。 この説明書が役に立ったと感じて下さって、もし貴方が経済的に余裕があれば、サピエを応援していただけるとありがたいです。 サピエとは https://www.sapie.or.jp/sapie.shtml 全視情協:全視情協とは - ご寄付のお願い http://www.naiiv.net/about/?20160221 ______________________________________ ■チャプター1 LINE ClovaアプリをVoiceOverで操作する時の注意点 Clovaのスマートスピーカーを初期設定したりカスタマイズを行うには、iOSデバイス側でLINE Clovaアプリを利用する必要があります。 設定メニューの画面から一つ前の画面やトップ画面に戻る時、VoiceOver環境では操作できないことがあります。 その場合は、アップスイッチャーからアプリを閉じて、再び開く必要があります。 アプリがリリースされてから1年ほどは適切なテキストラベルが付けられていなかったためにVoiceOverでは使いにくいアプリでしたが、2019年の3月にリリースされたバージョンでは、それがかなり改善されました。 Clova Friends本体は、ボタンを押すとビープ音や効果音が鳴ったり、音声ガイドで操作を案内してくれるなど、親切な設計になっています。 ______________________________________ ■チャプター2 Clova Friendsの特徴 円筒形の本体は、片手で持てるぐらいのサイズと重さです。 太めのペットボトルという印象です。 Brown、ブラウンは熊をモチーフにしたデザインなのですが、口と耳は触って識別できるようになっています。 サリーでは、くちばしの部分が触って識別できます。 ______________________________________ ■2-1 本体の形状とボタンの位置 ボディーの下半分はザラザラとした編み目になっており、ここが360度スピーカーとなっています。 ブラウンの二つの耳はマイクです。 口やくちばしが前を向くように本体を置くと、 本体の背面で底面近くには電源コネクタがあります。 USB Type-Cケーブルを接続できるようになっています。 ボタン類は六つあります。 それぞれのボタンは押した時にビープ音がなったり、長押しした時に音声で説明してくれるなど、とてもわかりやすく設計されています。 「電源ボタン」 本体の底面中央に丸いボタンがあります。 3秒長押しすることで、電源のオンとオフ。 12秒長押しで再起動します。 1回クリックすると、スリープモードのオンとオフが切り替わります。 「口」 ブラウンでは口、サリーではくちばしがボタンになっています。 1回クリックすると、音楽の再生と停止、スタンバイの役割をします。 1秒ほど長押しすると、ウェイクワードを言わなくても、声で支持できるモードになります。 「背中のボタン」 縦に四つ並んでおり、上から ・マイクミュートとWi-Fi設定ボタン ・Bluetoothペアリングボタン ・音量アップ ・音量ダウン マイクのミュート&Wi-Fi設定ボタンは、1回クリックするごとにマイクのミュートのオンとオフが切り替わります。 ビープ音が鳴ります。低めの音はミュートがオンになった状態、高めの音はミュートがオフになって、声でリクエストできる状態です。 6秒以上長押しすると、Wi-Fiの再設定。 Bluetoothペアリングボタンは、3秒以上長押しすると、Bluetoothのペアリングモードに入ります。 それぞれの音量ボタンを押すとビープ音が鳴ります。 音量アップボタンには突起が付いているので、手で触って確認できます。 それら四つのボタンの右横には、シリアルナンバーの書かれたシールが貼り付けられています。 ______________________________________ ■2-2 Clova Friendsの製品仕様 Clova Friendsの製品仕様 | サポート | Clova公式サイト https://clova.line.me/support/help/search/?contents=20007108 商品名 Clova Friends モデル NL-S100JP (Brown) NL-S110JP (Sally) 電源 5V / 2A サイズ 約 72 x 72 x 170.3mm (Brown) 約 72 x 72 x 166mm (Sally) 重量 378g スピーカー 10W Class D Amp 45mm Full Range 60x45mm Passive Radiator マイクの数 2 同梱物 本体専用ACアダプター 専用ケーブル(USB Type-C) クイックスタートガイド兼品質保証書 ワイヤレス 802.11 a/b/g/n (2.4GHz, 5GHz) Bluetooth 4.2 バッテリー 2,850mAh / 3.78V メモリ RAM 1GB(x32) LPDDR3 8GB Internal storage eMMC(x8) Flash 環境条件 推奨温度:5℃~35℃ 許容温度:0℃~40℃ 対応言語 日本語 ______________________________________ ■チャプター3 Clova Friends miniの特徴 Clova Friendsの高さを半分にしたサイズで、掌に載せるのに適した大きさです。 マグカップという印象です。 Brown、ブラウンは熊をモチーフにしたデザインなのですが、口と耳は触って識別できるようになっています。 サリーでは、くちばしの部分が触って識別できます。 そのほかにも別のデザインが販売されています。 ______________________________________ ■3-1 本体の形状とボタンの位置 ボディーの下半分は360度スピーカーとなっています。 ブラウンの二つの耳はマイクです。 口やくちばしが前を向くように本体を置くと、 本体の背面で底面近くには電源コネクタがあります。 USB Type-Cケーブルを接続できるようになっています。 ボタン類は六つあります。 それぞれのボタンは押した時にビープ音がなったり、長押しした時に音声で説明してくれるなど、とてもわかりやすく設計されています。 「電源ボタン」 本体の底面中央に丸いボタンがあります。 3秒長押しすることで、電源のオンとオフ。 12秒長押しで再起動します。 1回クリックすると、スリープモードのオンとオフが切り替わります。 「口」 ブラウンでは口、サリーではくちばしがボタンになっています。 1回クリックすると、音楽の再生と停止、スタンバイの役割をします。 1秒ほど長押しすると、ウェイクワードを言わなくても、声で支持できるモードになります。 「背中のボタン」 縦に段、横2列になっています。 突起がついているボタンは音量アップで、その下は音量ダウン。 その横の列は、上がマイクミュートとWi-Fi設定ボタン、下がBluetoothペアリングボタンです。 マイクのミュート&Wi-Fi設定ボタンは、1回クリックするごとにマイクのミュートのオンとオフが切り替わります。 ビープ音が鳴ります。低めの音はミュートがオンになった状態、高めの音はミュートがオフになって、声でリクエストできる状態です。 6秒以上長押しすると、Wi-Fiの再設定。 Bluetoothペアリングボタンは、3秒以上長押しすると、Bluetoothのペアリングモードに入ります。 それぞれの音量ボタンを押すとビープ音が鳴ります。 音量アップボタンには突起が付いているので、手で触って確認できます。 それら四つのボタンの下側には、シリアルナンバーの書かれたシールが貼り付けられています。 ______________________________________ ■3-2 Clova Friends miniの製品仕様 Clova Friends mini | LINE Clova公式サイト https://clova.line.me/clova-friends-mini/ 商品名 Clova Friends mini 商品サイズ 72 mm × 72 mm × 113.8 mm(BROWN) 72 mm × 72 mm × 109.7 mm(SALLY) 重量 258g ワイヤレス WiFi 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) , Bluetooth4.2 バッテリー 2,000mAh / 3.7V 内蔵バッテリー スピーカー 7W Class D Amp, 45mm Full Range IR Blaster N/A マイク 2 internal mics 電源 5V/2A ______________________________________ ■チャプター4 初期設定 Clova Friends】初期設定のやり方 : LINE Clova公式ブログ http://clova-blog.line.me/ja/archives/5582981.html 電源ボタンを押すか、あるいは電源コネクタにACアダプタからのケーブルを差し込むと、電源がオンになります。 効果音とともに音声ガイドで「スマートフォンアプリで設定してください」という案内が流れます。 大気中は効果音が流れ続けます。 iPhone側でLINE Clovaアプリを開きます。 この時、iPhoneのBluetoothはオンになっている必要があります。 1. 通知を許可するかどうかの問い合わせが表示されます。 2. すでにLINEアプリを使用している場合は「ログイン」ボタンを実行して、次に進みます。 登録しているメールアドレスとパスワードを入力する方法でもログインできます。 3. 「同意する」ボタンを実行します。 4. アプリ上には接続可能なデバイス名が表示されています。 「接続する」ボタンを実行します。 5. 次の画面が表示されても何も操作せずにしばらく待ってみます。 すると、Wi-Fiネットワークに接続するための画面に切り替わります。 ここではネットワーク名が一覧表示されているわけではなく、自動的に一つのネットワーク名が選ばれた状態になっており、パスワード入力の画面になっています。 自分が接続したいネットワーク名が表示されていれば、パスワードを入力して「接続」ボタンを実行します。 もし他のネットワークに接続する場合は、表示されているネットワーク名の箇所を実行します。 すると、利用可能なWi-Fiネットワークのリストが表示されます。 6. Wi-Fiネットワークの名前が一覧表示されています。 目的のネットワーク名の箇所を実行すると、パスワード入力画面が表示されます。 パスワードを入力して、「接続」ボタンを実行します。 接続が完了すると、音声ガイドで案内されます。 この時、接続されるまでの間に流れていた音楽は停止します。 7. 「次へ」ボタンを実行します。 8. 説明文が表示されます。 「ねぇクローバ」と呼びかけてリクエストに対して反応してくれるかどうかを確かめてみてください。 「次へ」ボタンを実行すると、説明文の続きが表示されます。 「終了」ボタンを実行すると、先の画面に進みます。 説明文を読む必要がないのであれば「スキップ」ボタンをじ実行できます。 9. 位置情報の利用を許可するかどうかの確認メッセージが表示されます。 案内に沿って操作を続けます。 10. LINEでメッセージ送信と通話をするためのアカウントを選ぶ必要があります。 本人のアカウントかClova専用アカウントか、どちらかを指定します。 「設定する」ボタンを実行して先に進みます。 もしLINEの無料通話とメッセージの設定をする必要がなければ、「後で」ボタンを実行します。そうすることで初期設定を終了することができます。 11. 本人のLINEアカウントか、Clova専用のアカウントのどちらかを選びます。 ここでは本人のLINEアカウントを選んでみます。 自分の名前の箇所を実行しましょう。 つづいて「保存」ボタンを実行します。 12. LINEの無料通話とメッセージ、声認証の画面が表示されます。 Clova Friends本体で通話とメッセージのやり取りをするためには、それぞれ許可しておく必要があります。 13. 「無料通話」の箇所を実行して、次の画面で「許可する」ボタンを実行します。 12.の画面に戻るには、画面の左上端にあるボタンと読み上げられる箇所を実行します。 13. 「メッセージ」の箇所を実行すると、利用状況を確認できます。 「メッセージの利用」のオン・オフ切り替えボタンがすでにオンになっていれば、何も操作する必要はありません。 12.の画面に戻るには、画面の左上端にあるボタンと読み上げられる箇所を実行します。 14. LINE設定の画面から抜け出すために、画面の左上端にあるボタンと読み上げられる箇所を実行します。 初期設定は終了し、アプリのトップ画面が表示されます。 初期設定が完了すると、声でリクエストできるようになります。 たとえば、 「ねぇクローバ」と呼びかけた後で、ポンという合図の音がします。 その音の後に、頼みたいことを伝えます。 ねぇクローバという呼び名を認識すると、マイクで録音するモードに入るわけです。 たとえば、 「今何時?」 「今日の天気は?」 「ラジオでFM COCOLOをかけて」 などです。 「ねぇクローバ」という言葉に反応してくれない場合は、本体のボタンを押して聞き取りモードに入ってもらうこともできます。 口やくちばしのボタンを1秒ほど押します。 ______________________________________ ■チャプター5 Clova Friends本体の設定をする アプリのトップ画面では、画面の左上端に「ホーム」と読み上げられる箇所があります。 ホームの箇所から1本指の右スワイプを行い、本体の名前の箇所を実行します。 たとえば「BROWN」のように表示されているのが本体の名前です。 また、本体の名前の箇所にはバッテリー残量の数値も表示されています。 ところで、トップ画面は三つのタブを切り替えることができるようになっています。 画面の左上端に「ホーム」が表示されているのは、1番目のタブ画面です。 この画面の最下行には三つのタブ切り替えボタンが横並びに配置されているのですが、状況によってはVoiceOverでは読み上げられません。 1本指の左右スワイプのジェスチャーによる項目移動により、無音の箇所を確認することができます。 「ホーム」が表示されていない場合は、画面の左下端にあるタブ切り替えボタンを実行してみてください。 さて、トップ画面でClova Friendsの名前の箇所を実行すると、スピーカー本体の設定項目が表示されます。 「close」ボタンを実行すると、トップ画面に切り替わります。 主な項目ボタンは次の通りです。 ・音量調整のスライダー ・btnDoNotDisturbMode お休みモード ・btnBluetooth Bluetooth設定 ・btnWifiOn Wi-Fi設定 ・アラーム音 ・声認証 ・音質設定 LINE Musicのストリーミングの音質設定 ・LINE設定 ・radiko ラジコプレミアムの設定 ・呼び名 ・位置情報 ・デバイス情報 ・ご利用案内 ・設定の初期化 ・接続を解除 ・製品ホームページ ______________________________________ ■5-1 LINEのメッセージやり取りや無料通話をするための設定 LINE設定」の箇所を実行してみてください。 初期設定の中で紹介した画面が表示されます。 ・無料通話 ・メッセージ ・声認証のオン・オフ切り替えボタン 一つ前の画面に戻るには、画面の左上端に配置されているボタンと読み上げる箇所を実行します。 ______________________________________ ■5-1-1 無料通話 「無料通話」ができる状態のときには、 「利用中」と表示されています。 「利用オフ」と表示されていれば、通話はできません。 「無料通話」の箇所を実行すると、次の画面の中でサービスの利用のオン・ンオフ切り替えボタンが表示されます。 また、友達設定の箇所を実行すると、友達の追加と呼び名の登録ができます。 Clova Friends本体から友だちへの通話を発信するには、自分のLINEアカウントに登録されている友だちを追加して、呼び名を着ける必要があります。 通話を発信するときのリクエスト方法は、 「クローバ おとうさんに通話」 などのように呼びかけます。 「クローバ 電話を切って」 などと声でリクエストすると、通話を切断します。 あるいは、Clova Friendsの口やくちばしボタンを押しても通話は終了します。 通話がかかってきたときには、着信メロディーが流れて、 「おかあさんから電話です」 と声でも教えてくれます。 iPhoneにLINEアプリが入っていて、Clova Friendsはそれと同じアカウントでログインしている場合、着信があるとiPhoneとClova Friendsの両方から着信メロディーが流れます。 どちらか好きな方で応答すればよいわけです。 さて、通話に応答する呼びかけ方ですが、 「クローバ 電話をとって」 とリクエストします。 着信メロディーが鳴っている間、Clova Friends本体の口やくちばしボタンを押すと、着信音を消すことができます。 通話を切断する時は、 「クローバ 電話を切って」 などと声でリクエストします。 あるいは、Clova Friendsの口やくちばしボタンを押しても通話は終了します。 ______________________________________ ■5-1-2 LINEメッセージの送受信をするための利用登録 「メッセージ」の箇所が利用中と表示されていれば、メッセージの送受信ができる状態です。 Clova FriendsでLINEメッセージを利用する場合は、本人のアカウント、あるいはClova Friends用のアカウントのどちらかを選べるようになっています。 家族など、複数人でClova Friends本体を使用している場合は、プライバシーを考慮して専用アカウントが利用できるわけです。 「メッセージ」の箇所を実行します。 この画面で表示されている項目は、 メッセージの利用のオン・オフ切り替えボタン ・アカウント選択 ・友達設定 ・デバイスの通知設定 ・利用解除 無料通話と同じく、メッセージのやり取りをするためにも、自分のLINEアカウントに登録されている友だちを追加して、呼び名を着ける必要があります。 呼び名を登録した人には、Clovaを利用してメッセージの送信ができるようになります。 たとえば、 「クローバ メッセージを送信」 「クローバ ジェシカさにメッセージを送信」 などと声でリクエストします。 届いたメッセージを読み上げてもらうには、 「クローバ メッセージを読んで」 などとリクエストします。 メッセージが届くと、Clova本体からは音とランプの色で通知されます。 通知方法の設定の項目で変更できます。 送信できるメッセージは短文のみだと考えておいた方がよさそうです。 長居文章を音声で伝えようとすると、途中で録音モードが中断され、途中までのメッセージを送信するかどうか、いちいち問い合わせてきます。 ______________________________________ ■5-2 声を登録する 本人のLINEアカウントでメッセージの送受信をしている場合、他の人が呼びかけることでメッセージの内容が読み上げられてしまうかもしれません。 それを防ぐために自分の声を登録し、自分の声でリクエストしたときのみメッセージを読み上げさせることができます。 ただし、似たような声の人がリクエストしたときには反応してしまうかもしれないので、気を付けておく必要があります。 Clova本体の設定画面の中で、「声認証」の箇所を実行します。 この中で「声の登録」を行うことができます。 声が登録されていると、画面には次のような項目が表示されます。 声の認証を使用するのオン・オフ切り替えボタン 新しい声の登録 ・登録した声の削除 声の登録をする作業は、アプリ画面の指示にしたがっていけば完了できます。 Clova Friendsに向かって何度か「ねぇ クローバ」と話しかける作業です。 ______________________________________ ■5-3 ウェイクワードを変更する 声でリクエストする時、「ねぇクローバ」という呼び名がウェイクワードになっています。 「ねぇクローバ 明日の天気は」などと声でリクエストしたり質問するわけです。 ウェイクワード、呼び名は選択肢の中から指定できるようになっています。 ・クローバ ・ねぇ クローバ クローバさん ・クローバちゃん ・ジェシカ Clova本体の設定メニューの中から「呼び名」の箇所を実行します。 好みの名前の箇所を実行します。 VoiceOver環境では呼び名が選択状態になったかどうかは確認できませんが、呼び名が変更されたことはスピーカーから通知されます。 ______________________________________ ■5-4 マイクが聞き取りモードになった時の効果音の設定 ウェイクワードで呼びかけるとClova Friendsはマイクで声を聞き取る状態になりますが、それはLEDランプの点灯で確認することができます。 LEDが見えない視覚障害ユーザにとっては、ランプの変わりに効果音を鳴らすように設定しておくと都合がよいです。 デフォルトでは効果音は鳴る設定になっています。 Clova本体の設定メニューの中から「呼び名」の箇所を実行します。 」スタンバイ時の効果音」のオン・オフ切り替えボタンが用意されています。 ______________________________________ ■5-5 お休みモードの設定 通知が届いて邪魔されないように、お休みモードを設定することができます。 Clova本体の設定画面の中で、「btnDoNotDisturbMode」の箇所を実行します。 「お休みモードを使用する」のオン・オフ切り替えボタン この箇所をオンにすると、すぐにお休みモードに入ります。 オフにするまで解除はできません。 毎日特定の時間帯をお休みモードにしておくためには、 「時間指定」のオン・オフ切り替えボタン この箇所をオンにします。 開始時間と終了時間の箇所を実行すると、それぞれの時間を指定できます。 時間の指定をするに当たって気をつけておくことは、時と分が左右の画面に分割されているということです。 VoiceOver環境で時を指定するには、まず左側の画面に表示されている数字をフォーカスさせて、そこから1本指で左右スワイプし、目的の値の箇所を実行します。そうすることで、その数字が選択状態になります。 つづいて、右側の画面で分の値を同じような操作で選択状態にします。 画面の右下端にある「OK」ボタンを実行すれば、確定できます。 また、お休みモードの画面から一つ前の画面に戻るには、VoiceOver環境では無理のようです。 一度アップスイッチャーからLINE Clovaアプリを閉じて、再び軌道する必要があります。 ______________________________________ ■チャプター6 その他の設定 プロフィールの情報やLINE MUSICの利用登録などを行うための設定メニューが用意されています。 また、作成したリマインダーやメモの閲覧もできます。 アプリのトップ画面を表示します。 画面の左上端に「ホーム」と表示されている画面です。 Clova本体の設定画面が表示されている状態では、「close」ボタンを実行することで表示されます。 画面の最下行には三つのタブ切り替えボタンが表示されています。状況によっては、VoiceOverの読み上げはされません。 項目移動、1本指の左右スワイプのジェスチャーで無音の箇所が三つあることを確認してみてください。 一つ目のタブの画面では、コマンドリストなどの案内文が表示されます。 二つ目のタブの画面では、LINE Musicの画面が表示されます。 三つ目のタブの画面では、リマインダーやメモの閲覧、各種設定項目が表示されています。 では、三つ目のタブ画面に切り替えるために、画面の右下端にある無音の箇所を実行してみましょう。 ・アカウント名 生年月日の設定とログアウト ・リマインダー ・メモ ・アラーム ・タイマー ・使用可能なデバイス名 本体設定の画面に切り替えます ・新しいデバイス追加 ・スキルストア ・マイコマンド ・LINE MUSIC情報 ・カレンダー ・ホームIoT設定 ・路線登録 ・ヘルプ ・お知らせ ・公式アカウント友だち追加 ・アプリ情報 この画面からClova本体の設定画面を表示させるには、仕様可能なデバイス名の箇所を実行します。 ______________________________________ ■6-1 スキルを利用する サードパーティが開発した機能はスキルとしてリリースされています。 スマートフォンのアプリのような存在で、使いたい機能があればClova Skill Storeで利用開始の手続きをする必要があります。 先ほどの画面、アプリのトップ画面の三つ目のタブを表示させます。 「スキルストア」の箇所を実行します。 まず最初にClova Skill Storeの利用を始めるためには利用規約に同意する必要があります。 スキルが一覧表示されます。 利用したいスキルがあれば、その名前の箇所を実行します。 すると、詳細情報が表示されます。 スキルの内容や話し方の例を閲覧できます。 「利用開始」リンクを実行すると、そのスキルを利用できるようになります。 利用を開始したスキルの詳細画面では、 「利用停止」リンクが表示されるようになるので、その個所を実行して「はい」を実行すれば利用を停止させることができます。 新しいスキルの情報などは、 LINE Clova公式ブログ http://clova-blog.line.me/ja/ で情報発信されています。 ______________________________________ ■6-2 マイコマンドを利用する 複数のアクションを一つの言葉で実行できるように設定できます。 先ほどの画面、アプリのトップ画面の三つ目のタブを表示させます。 「マイコマンド」の箇所を実行します。 1. 新しく登録するには、「追加」ボタンを実行します。 テキストフィールドに一言でリクエストしたい言葉を入力して、「保存」ボタンを実行します。 「保存」ボタンがうまく働かない場合は、「完了」ボタンを実行した後に「保存」ボタンを実行してみてください。 2. 追加したいアクションを選択します。 追加できるのは、 ・ホームIoT ・スケジュール ・ニュース ・天気 ・音楽 ・ラジオ ・運行情報 ・占い ・音声合成 3. アクションを追加保存したら、画面の左上端にあるボタンと読み上げる箇所を実行します。 マイコマンドの画面から一つ前の画面に戻るには、画面の左上端にある「発音不能」という箇所を実行します。 追加したマイコマンドは編集・削除することができます。 マイコマンドの画面で一覧表示されているコマンド名の箇所を実行すると、編集状態に入ります。 また、編集画面の右上端にあるボタンを実行すると、画面の最下部に削除ボタンが表示されます。 ______________________________________ ■6-3 LINE MUSICを楽しむ 「クローバ 音楽をかけて」 と声でリクエストすると、LINE MUSICのサービスから楽曲を再生してくれます。 アプリのトップ画面で二つ目のタブを表示させると、LINE MUSIC関連の情報が表示されます。 再生したい楽曲名の箇所を実行すると、Clova Friendsで再生が始まります。 有料プランに入っていない場合は30秒ほどのサンプルが再生されます。 アプリのトップ画面で三つ目のタブを表示させると、LINE MUSIC情報の中から有料プラン に登録するためのチケット購入ができます。 プランの登録や解除にはLINE MUSICアプリをインストールして、そちらから手続することになります。 ______________________________________ ■チャプター7 便利な翻訳機能 Clovaては日本語から三つの言語に翻訳する機能があります。 英語、韓国語、中国語です。 その逆に、それら三つの言語から日本語に翻訳させることもできます。 ただし、Googleアシスタントの通訳機能と違って、1方向だけの翻訳となります。 「クローバ 日本語を英語に翻訳して」 とリクエストします。 すると、「はい、どうぞ」というアナウンスの後に効果音が鳴ります。 翻訳モードに入るので、日本語で話しかけます。 自動的に英語に翻訳された内容が読み上げられます。 翻訳モードは継続しているので、効果音の後、さらに日本語で話しかけると、次々に翻訳されます。 「翻訳を終了」 と声でリクエストすると、翻訳モードは終了します。 英語から日本語に翻訳してほしい時は、 「クローバ 英語を日本語に翻訳して」 とリクエストします。 終了させたい時は、 「クローバ ストップ」 と話しかけます。 あるいは、口や嘴のボタンを長押ししても終了させることができます。 ______________________________________ ■チャプター8 Bluetoothスピーカーとして利用する iPhoneのBluetoothスピーカーとして利用することができます。 ペアリングすることで、 「クローバ Bluetoothの接続を開始」 「クローバ Bluetoothの接続を終了」 のように声でリクエストすると、簡単にiPhoneの音声をClovaスピーカーから出力させるか、iPhone本体から出力させるかの切り替えができます。 Bluetoothペアリングの手順は、 1. Clova Friends本体の背面にあるボタン、上から二つ目を3秒以上押し続けます。 効果音と音声ガイドでペアリングモードに入ったことをお知らせしてくれます。 2. iOSデバイス側で設定アプリを開きます。 3. Bluetooth項目の画面を開いて、CLOVAという名前で始まる端末とペアリングします。 ______________________________________ ■チャプター9 Clova Friends本体の音をBluetoothスピーカーから出力する Clova Friends本体の音声をBluetoothスピーカーに出力することもできます。 その場合、ラジオや音楽だけでなく、Clovaの声もBluetoothスピーカーから出力されます。 ペアリング操作はLINE Clovaアプリ側で行います。 Clova本体の設定画面の中で「btnBluetooth」を実行します。 接続させたいBluetoothスピーカー側でペアリングモードに入ります。 アプリの画面には接続可能なスピーカーの一覧が表示されるので、目的の名前の箇所を実行します。 しばらく待っているとペアリングが完了し、Bluetoothスピーカーから音が出力されます。 ペアリング可能なスピーカーが複数表示されている場合、VoiceOverでは「スピーカー」としか読み上げません。 目的のスピーカーにつながるまで手間がかかるかもしれません。 ペアリングすることで、 「クローバ Bluetoothの接続を開始」 「クローバ Bluetoothの接続を終了」 のように声でリクエストすると、Clova Friendsから出力させるかBluetoothスピーカーから出力させるかの切り替えを簡単にできます。 登録したスピーカーの削除は、Clova本体の設定画面内で行います。 「btnBluetooth」を実行し、「btn」ボタンを実行すると、削除ボタンが現れます。 このBluetooth関連の画面から一つ前の画面に戻るには、VoiceOver環境では無理のようです。 一度アップスイッチャーからLINE Clovaアプリを閉じて、再び軌道する必要があります。 ______________________________________ ■チャプター10 童話や小説を朗読させてみよう 基本機能の一つとして童話や昔話を読ませることができます。 「クローバ 童話を読んで」 「クローバ 桃太郎を読んで」 などとリクエストします。 これは合成音声の声で読み上げさせるのではなく、ラジオドラマ風に作成されたコンテンツを再生してくれます。 また、スキルストアにも朗読関連のスキルが公開されています。 「ノベルショート」というスキルが公開されており、これを有効にすると青空文庫の小説をいくつか朗読させることができます。 再生可能なタイトルの数は少ないです。 「クローバ ノベルショートを開いて」 とリクエストします。 人の声による朗読となります。 「ディズニーゴールド絵本」というスキルでは、ディズニー作品を聞くことができます。 ______________________________________ ■チャプター11 本体のリセット Clova本体の設定画面からは、「設定の初期化」や「接続の解除」ができます。 Clova Friends本体のボタンを利用しても工場出荷時の状態にリセットすることができます。 マイクボタンと電源ボタンを10秒ほど長押しすると、初期化が始まり、再起動します。 ちなみに電源ボタンだけを12秒ほど長押しすると、再起動します。 ______________________________________ ■チャプター12 関連情報 全てのヘルプ | サポート | LINE Clova公式サイト https://clova.line.me/support/help/ LINE Clova公式ブログ http://clova-blog.line.me/ja/ ______________________________________