Googleのスマートスピーカー「Google Home Mini」と設定アプリ「Google Home」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で) 2020-0105 執筆者: 品川 博之 Email: voice-of-i@outlook.jp note: voice_of_i https://note.com/voice_of_i RSSフィード: https://note.com/voice_of_i/rss Twitter: @voice_of_i https://twitter.com/voice_of_i 製作完了日 2020年1月5日 項目の先頭には■(くろしかくの記号)を付記しています。 文字検索などを利用しながら閲覧ください。 目次の始まりには「はじまり」を、目次の終わりには「おわり」と記しています。 目次を読むのが面倒な人は、「目次 おわり」にジャンプして読み進めてください。 ----------目次 はじまり---------- ■はじめに ■お断り ■この説明書を気に入って下さった方へ ■■チャプター1 Google Home Mini本体の形状とボタンの位置 ■1-1 本体をタップして音量調整 ■1-2 Google Home Miniの技術仕様 ■■チャプター2 セットアップ作業 ■■チャプター3 Google Homeアプリについて ■3-1 トップ画面の構成 ■■チャプター4 Google Home Mini本体を設定する ■4-1 聞き取りモードになったことを効果音でわかるように設定する ■4-2 デバイスの住所、アカウント情報の利用、通知受け取りの設定をする ■4-3 デバイスの住所を変更する ■4-4 アカウントに基づく情報 ■■チャプター5 Googleアシスタントの設定をする ■5-1 気温の単位、移動手段、自分のニックネームを設定する ■5-2 言語やVoice Matchを設定する ■5-2-1 リクエストする言語の変更と複数言語の指定について ■5-2-2 Voice Match機能で自分の声を登録する ■5-3 音楽、ニュースなどのサービスを選択する ■5-4 「マイ アクティビティ」の画面でリクエストした内容を確認する ■5-5 ルーティン機能を利用して短い表現や複数のことをリクエストする ■5-5-1 コマンドを追加する ■5-5-2 スケジュールを登録する ■5-5-3 操作項目を登録する ■5-5-4 メディアを追加する ■5-5-5 ルーティンの編集と削除 ■5-6 ニュース関連の設定 ■■チャプター6 メモを記録するために活用しよう ■6-1 ショッピングリスト ■6-2 覚えて ■6-3 リマインダー ■6-4 カレンダーに予定を追加する ■■チャプター7 音楽やラジオを楽しむための関連設定 ■7-1 音楽サービスを登録する ■7-2 イコライザーを調整する ■7-3 Bluetoothスピーカーとして利用する ■7-4 Google Home Miniで再生している音楽をBluetoothスピーカーから出力する ■7-5 複数のスピーカーで同時に音楽を再生させるためにグループ登録する ■7-6 2台のスピーカーでステレオ再生する ■■チャプター8 音声メッセージを送信するブロードキャスト機能 ■■チャプター9 便利な翻訳と通訳の機能 ■■チャプター10 Googleアシスタントにできること ■■チャプター11 Google Home Miniをリセット、工場出荷時の状態に戻す ■■チャプター12 関連情報 ----------目次 おわり---------- ■はじめに Googleが発売しているスマートスピーカーのGoogle Home Miniと、それを制御するGoogle Homeアプリについて紹介します。 iPhone XS, iOS 13のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。 Google Home Miniのスマートスピーカーは、スピーカーで音を出力させるだけでなく、搭載されているマイクにより声を入力することができます。 Wi-Fi、無線LAN経由でインターネットに接続させることにより、Googleアシスタントのサービスを利用できます。 利用するために必要なものは、 1. Googleアカウント。 Googleが提供するサービスを利用するのに必要で、無料で取得できます。 Google アカウントの作成 https://accounts.google.com/SignUp?hl=ja 2. Wi-Fi、無線LANの環境。 インターネットにアクセスするために必要です。 3. iOSかAndroidの端末。 スピーカーの初期設定やカスタマイズを行うために専用アプリを用います。 Googleアシスタントとは、Googleが提供するAIアシスタントのサービスのことです。 また、Googleアシスタントを利用できるデバイスは、Google以外のメーカーからも発売されています。 スピーカーやイヤホンだけでなく、テレビや車載システムなど。 Androidスマートフォン、iOS向けのGoogle Assistantアプリでも利用できます。 Google Homeシリーズのスピーカーは家電量販店やオンラインショッピングで販売されていますが、ビックカメラやソフマップ、楽天ブック巣では不定期に割引セールをしているので、注目しておくとリーズナブルな価格で購入できるかもしれません。 使い方は、「オーケー グーグル」、または「ねぇ グーグル」というウェイクワードにつづけて、操作してほしいことをマイクに向かって話しかけます。 その音声を認識して、リクエストした操作を実行してくれるという仕組みです。 iOSであれば「Hey Siri」がウェイクワードとして使われていますね。 基本的には声で話しかけて、声で答えてくれるというシステムなので、画面の見えないユーザにとっては都合がよいといえるでしょう。 Google Homeは、2016年11月にアメリカで発売が開始され、日本では2017年11月に販売が開始されました。 Google Home Miniの後継機種は2019年10月に発売開始となりましたが、名称が変更されました。 Google Nest Miniという名前になり、電源コネクタはMicro USBから専用のコネクタになりました。 また、スクリーンやカメラ付きの製品もリリースされるようになってきました。 実際にセットアップの確認はしていませんが、おそらくGoogle Homeシリーズと同じ手順で初期設定できると思われます。 Google Homeデバイスをセットアップしたり設定を変更するには、専用のGoogle Homeアプリを使う必要があります。 App名: Google Home、デベロッパ: Google, Inc. https://itunes.apple.com/jp/app/google-home/id680819774?mt=8 ______________________________________ ■お断り Googleのスマートスピーカーで操作できることは増え続けています。 また、スピーカーを設定するためのGoogle Homeアプリのバージョンアップは早いペースで行なわれています。 そのためにアプリのレイアウトやボタンの場所が変わってしまうことは多々あります。 ここで紹介している内容に違いが生じるかもしれませんので、ご承知おきください。 この説明書のテキストデータはダウンロードできるようになっています。 情報機器関連資料 - 日本ライトハウス情報文化センター http://www.lighthouse.or.jp/iccb/publications/index_publications/jyohokiki/ また、ここで紹介している内容はブログでも公開しています。 Googleのスマートスピーカー「Google Home Mini」と設定アプリ「Google Home」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で): しゃべってなんぼ! スマートスピーカーでAIある暮らしを http://voicei-ai.seesaa.net/article/462887801.html?1542964268 ______________________________________ ■この説明書を気に入って下さった方へ この説明書は視覚障害を持つ筆者がまとめたものですが、iOS VoiceOver環境でのアプリの使い方には工夫がいるので、ここに公開することにしました。 この説明書が視覚障害ユーザーはもちろんのこと、サポートする人たちにとっても参考になればうれしく思います。 ところで、筆者は視覚障害者や読書み困難のある人向けのインターネット図書館サービスである『サピエ』を応援しています。 朗読図書や点字図書の製作、それら書籍の貸し出しが行われています。 その運営費は寄付金や関連団体からの資金でまかなわれています。 しかし、必死のパッチで運営されている状況のようです。 この説明書が役に立ったと感じて下さって、もし貴方が経済的に余裕があれば、サピエを応援していただけるとありがたいです。 サピエとは https://www.sapie.or.jp/sapie.shtml 全視情協:全視情協とは - ご寄付のお願い http://www.naiiv.net/about/?20160221 ______________________________________ ■■チャプター1 Google Home Mini本体の形状とボタンの位置 Google Homeのスピーカーにはいくつもの種類がありますが、ここでは小さなサイズのGoogle Home Miniについて紹介します。 丸くふっくらとした形をしていて、アンパンを少し大きくしたようなデザインです。 上半分はざらざらとしたファブリック素材で、この部分が360度に音を出せるスピーカーになっています。 下半分はつるつるとした手触りになっています。 「電源コネクタ」 側面を指でなぞっていくとひとつのコネクタを見つけることができます。 この部分が電源ポート、Micro USBの差込口になっています。 電気が供給されると電源はオンになります。 スイッチで電源をオン・オフすることはできません。 「マイクのミュートスイッチ」 電源コネクタの3センチほど右側にはスライド式のスイッチがあります。 マイクの状態のオンとオフを切り替えます。 スイッチを電源ポート側にスライドするとオフになり、電源ポートより外に向けてスライドするとオンになります。 スイッチを動かすと、音声でマイクがオンかオフになったことを教えてくれます。 マイクがオンになっていると常に音を聞き取る状態になっているので、通常はこのモードにしておきます。 音を聞き取られたくない場合には、このスイッチでオフにするか、電源ケーブルを外しておくとよいでしょう。 「リセットボタン」 本体の底面にはデバイスを初期化するためのボタンがあります。 電源ポート側から指を底面中央に向けて滑らせていくと、1センチほどいったところにペコンとした凹みを見つけることができます。 ここを指で長尾氏するとリセットするモードに入ります。 底面の中央部にはボタンのようなものを見つけることができますが、ここはボタンにはなっていません。 ______________________________________ ■1-1 本体をタップして音量調整 Google Home Miniには物理的な音量ボタンは用意されていませんが、ジェスチャーを認識させることにより音量を調整することができます。 また、音楽の一時停止や再生も行えます。 この操作性のことを知っておかないと、意図せずに音量を大きくしてしまったり、音楽やラジオを止めてしまったりするので、使い始める前に頭に入れておいた方がよいでしょう。 本体の電源ポートが奥に向くように置いた状態で説明します。 「音量を上げる」 右側面を1回タップします。 「音量を下げる」 左側面を1回タップします。 「音楽やラジオの一時停止と再生」 側面を長く押します。 (注意) サイズが大きなGoogle Homeでは、もうひとつのジェスチャーを利用することができます。 本体の上を長尾氏することで、マイクが聞き取り状態になります。 Google Home Miniでは利用できません。 ______________________________________ ■1-2 Google Home Miniの技術仕様 Google ホーム ミニの技術仕様 - Google ストア https://store.google.com/jp/product/google_home_mini_specs サイズ 直径 98mm 高さ 42mm 重量 本体 173g 電源アダプターとケーブル 約 75g 電源ケーブルの長さ 1.5m カラー チョーク チャコール コーラル 材質 耐久型ファブリック製トップ リサイクル素材で作成されたプラスチック製ケース 滑り止めシリコンベース 対応オーディオ形式 ハイ レゾリューション ストリーミング(24-bit / 96 KHz)対応の HE-AAC、LC-AAC、MP3、Vorbis、WAV(LPCM)、Opus、FLAC 無線 Wi-Fi / BluetoothR サポート 802.11b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz)Wi-Fi Chromecast、Chromecast Audio built-in BluetoothR 4.1 入力対応 スピーカー 40 mm ドライバー採用 360 サウンド マイク 遠距離音声認識でハンズフリー使用に対応 電源 5 V、1.8 A ポートとコネクタ マイクロ USB ポート1 付属品 Google Home Mini クイック スタート ガイド 電源アダプターとケーブル ______________________________________ ■■チャプター2 セットアップ作業 Google Home デバイスをセットアップする - Android - Google Home ヘルプ https://support.google.com/googlehome/answer/7029485 本体には電源スイッチはありません。 電源ケーブルをつなぐと、自動的にGoogle Home Miniが起動します。 効果音と同時に、セットアップする必要があるという内容が音声でアナウンスされます。 後はiOSデバイス側でGoogle Homeアプリによる作業となり、Google Home Mini本体を操作する必要はありません。 App名: Google Home、デベロッパ: Google, Inc. https://itunes.apple.com/jp/app/google-home/id680819774?mt=8 iOSデバイス側ではWi-FiとBluetoothをオンにしておいてください。 1. 最初にアプリを起動すると、画面に表示されている、 「使ってみる」ボタンを実行します。 2. アカウントの確認画面に切り替わります。 すでにGoogle社がリリースしている他のアプリを利用している場合、そこで使用されているアカウント名が表示されるので、その箇所を選択状態にして「OK」ボタンを実行します。 「別のアカウントを使用」の箇所を選択状態にして「OK」ボタンを実行すると、ログイン画面を表示させることができます。 3. 家の名前を選択する画面に切り替わります。 家の中の各部屋にスピーカーを置くことを想定して、複数のデバイスが存在しても一つの家として管理することができます。 デフォルトでは「自宅」という名前が割り当てられています。 「自宅」の箇所を選択状態にして、「次へ」ボタンを実行します。 4. デバイスの検出が始まり、見つかったデバイスの名前が表示されます。 セットアップを続けるには、 「次へ」ボタンを実行します。 複数のデバイスが表示されている場合は、目的のデバイス名の箇所を実行して選択状態にしてから「次へ」ボタンを実行します。 5. これからセットアップしようとするGoogle Home Miniのスピーカーから音が聞こえます。 音が聞こえたら 「はい」ボタンを実行して次の画面に進みます。 6. サービスの機能向上のために、端末の統計情報と障害レポートをGoogleに自動的に送信してもよいかどうかの問い合わせが表示されます。 「有効にする」ボタンを実行すると、これに同意します。 「キャンセル」ボタンを実行すると、これに同意しません。 7. デバイスを使う部屋の名前を選択します。 一覧表示されている中から選んでもよいですし、新規作成することもできます。 たとえば「書斎」を選択状態にして、「次へ」ボタンを実行してみます。 8. 利用するWi-Fiネットワークを選択します。 接続したいネットワーク名を選択状態にして、 「次へ」ボタンを実行します。 9. Wi-Fiネットワークのパスワードを入力して、 「接続」ボタンを実行します。 10. 接続が完了すると、自動的に画面は切り替わります。 Googleアシスタントの説明やプライバシーポリシーなどを閲覧することができます。 「次へ」ボタンを実行すると、次のステップに進みます。 11. Voice Matchを利用するかどうかの問い合わせです。 自分の声を登録しておくことで、プライベートな情報については自分の声で指示した時だけアクセスできるようになります。 セットアップ終了後に登録することもできるので、ここでは 「スキップ」ボタンを実行しておくことにします。 12. 本当にVoice Matchの登録をスキップするかどうかの問い合わせが表示されます。 「OK」ボタンを実行して、次に進みます。 13. 「アカウントに基づく情報の入手」をするかどうかの確認画面です。 利用する設定にしておくと、カレンダー、連絡先、リマインダーなどにアクセスできます。 「利用しない」ボタンか 「同意する」ボタンを実行して、次に進みます。 「同意する」ボタンを実行すると、次の画面ではVoice Matchが登録されていませんよという案内文が表示されます。 ここでは「閉じる」ボタンを実行して先に進みます。 14. 位置情報の利用の許可」をするかどうかの確認画面です。 15. 住所の入力をする画面に切り替わります。 位置情報の利用を許可していると、自動的に現在地の住所が入力されています。 「次へ」ボタンを実行します。 16. メディアサービス、音楽配信サービスの利用状況が表示されます。 後からでも登録できるので、 「後で」ボタンを実行して、次に進みます。 17. Wi-Fiネットワーク内にChromecastできるデバイスがあれば、その一覧が表示され、利用するかどうか設定できます。 また、この後には動画サービスのリンクや音声通話サービスの利用案内についても表示されますが、後からでも登録できるので、 「後で」ボタンを実行して、次に進みます。 18. ここまで設定してきた内容の確認ができます。 「次へ」ボタンを実行します。 19. 「Google Home Miniを使用できるようになりました」という案内が表示されます。 「続行」ボタンを実行します。 20. スピーカーから声が聞こえます。 アプリの画面には、Googleアシスタントへの話しかけ方などが表示されます。 「セットアップを完了」ボタンを実行します。 21. 画面はGoogle Homeのトップ画面に切り替わります。 これでセットアップは完了です。 話しかける時には、ウェイクワードにつづけてリクエストを伝えます。 ウェイクワードは、「オーケー グーグル」 「ねぇ グーグル」 どちらか好みの表現で声かけしてみてください。 たとえば、 「オーケー グーグル いま何時?」 「ねぇ グーグル ラジコでFM COCOLOをかけて」 などです。 ______________________________________ ■■チャプター3 Google Homeアプリについて Google Home Miniなどのスピーカーを制御するためには、専用のコンパニオンアプリであるGoogle Homeアプリを利用する必要があります。 VoiceOver環境でも操作しやすく設計されています。 ただし、設定できる項目が多いので目的の項目を探すのに時間がかかるかもしれません。 また、同一の設定項目が複数のメニュー画面に用意されていることもあるので、どこから入っていけばよいのかわかりづらく感じるかもしれません。 ______________________________________ ■3-1 トップ画面の構成 アプリのトップ画面には、最下行に三つのタブ画面切り替えボタンが配置されています。 「家」 利用できるスピーカーやテレビなどのデバイスを一覧表示します。 家の名前、部屋の名前、デバイスの名前などを閲覧できます。 また、各種設定もこの画面から行うようになっています。 「フィード」 履歴や使い方のヒントなどを表示します。 「アシスタントに話しかける」 このボタンを実行すると、iPhoneのマイクに向かって声でリクエストできます。 ただし、VoiceOver環境では相性がよくありません。 音声を認識した後の操作がもたつきます。 iPhoneでGoogleアシスタントを利用したい場合は、別にリリースされているGoogleアシスタントアプリを利用した方がよいでしょう。 ______________________________________ ■■チャプター4 Google Home Mini本体を設定する トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 この画面では、家の中で利用可能なデバイスが置かれている部屋の名前、それぞれのデバイスの名前、グループ名を閲覧できます。 「追加」ボタンを実行すると、新規デバイスを追加することもできます。 設定したいデバイス名の箇所を実行すると、メニューが表示されます。 ・「音声の設定」ボタン ・「設定」ボタン ・「そのほかのオプション」ボタン この中から、 「設定」ボタンを実行します。 Voice Match、声が登録されているかどうかによって表示される項目は変わります。 ・リンク済みアカウント リンク済みのアカウントを解除できます。 ・名前 表示されるデバイスの名前を変更できます。 ・家 スピーカー本体が置かれている「家」を指定します。 複数の「家」が存在する場合は、その中から一つを選びます。 新しく「家」を作成することもできます。/li> ・部屋 スピーカー本体が置かれている「部屋」を指定します。 複数の「部屋」が存在する場合は、その中から一つを選びます。 新しく「部屋」を作成することもできます。/li> ・グループ グループの作成や、既存のグループに追加することができます。 ・Wi-Fi 接続するWi-Fiネットワークの変更ができます。 ・Digital Welbeing 動画や音楽にフィルタを設定したり、休息時間を設定できます。 ・スピーカーペア 他のスピーカーをペアとして設定します。 ・イコライザー 音質の調整を行います。 ・グループの遅延の修正 グループ登録したスピーカーやBluetooth接続したスピーカーからの音の再生時、遅延を調整します。 ・デフォルトスピーカー 音楽を再生するスピーカーを指定します。 ・デフォルトテレビ 動画を再生、キャストするテレビを指定します。 ・アラームとタイマー 音量を調整できます。 ・夜間モード 時刻や曜日を登録できます。 夜間モードがオンになっていると、指定された範囲の時間帯では、返答の声の音量やLEDの明るさの指定ができます。 ・サイレントモード リマインダーなどの音声通知をミュートします。 ・ユーザー補助機能 ウェイクワードで呼びかけて音声を聞き取るモードになった時、ビープ音を鳴らすように設定できます。 聞き取り終了時も効果音を鳴らすことができます。 ・ペア設定されたBluetoothデバイス Google Home MiniをBluetoothスピーカーとして利用する場合、ペアリング操作ができます。 また、登録済みのデバイスを一覧できます。 ・プレビュープログラム 公式にリリースされるよりも、一足先に最新のファームウェアを利用するかどうかを選べます。 ・デバイスコントロールの反転 Google Home Miniの側面をタップして音量を変更することができます。 右側では音量アップ、左側では音量ダウン。 この項目がオンになっていると、それが逆になります。 ・話しかけるときは音量を小さくする この項目がオンになっていると、音楽などが再生されている時にウェイクワードで呼びかけると、メディアの音量が小さくなります。 ・キャストメディアを他の端末で制御 Wi-Fiに接続されている他のデバイスからも、キャストされているメディアの再生や停止を制御できるようになります。 ・Google Home Mini の改善にご協力ください この項目がオンになっていると、Google Home Miniの機能向上のためにデバイスの統計情報と障害レポートをGoogleに自動的に送信します。 ・アカウントに基づく情報 カレンダー情報など、個人のアカウントに密接に関係した情報を扱う場合には、アカウントに基づく情報の切り替えボタンをオンにしておく必要があります。 ・通知 リマインダーなどの通知を受け取ることができます。 ・YouTube設定の制限 YouTube制限付きモードのオン・オフ切り替え、YouTube TV コンテンツフィルタのオン・オフ切り替えが行えます。 ・Voice Matchの削除 登録した声の削除、再認識、利用するデバイスの追加などが行えます。 ・デバイスの削除 登録されている家からデバイスを削除します。 ______________________________________ ■4-1 聞き取りモードになったことを効果音でわかるように設定する ウェイクワードで呼びかけるとGoogle Home Miniはマイクで声を聞き取る状態になりますが、それはLEDランプの点灯で確認することができます。 LEDが見えない視覚障害ユーザにとっては、ランプの変わりに効果音を鳴らすように設定しておくと都合がよいです。 Google Homeアプリのトップ画面の左下端にある「家」ボタンを実行して、設定変更したいデバイス名の箇所を実行します。 「設定」、「ユーザー補助機能」と進んでいきます。 「開始音の再生」のオン・オフ切り替えボタン っ「終了音の再生」のオン・オフ切り替えボタン それぞれのボタンを実行して、オンにしておきます。 これでウェイクワードで呼びかけた時に効果音が鳴り、聞き取りを終了した時にも音で確認できるわけです。 ______________________________________ ■4-2 デバイスの住所、アカウント情報の利用、通知受け取りの設定をする トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ログインしているユーザ名が表示されているので、その箇所を実行します。 「アシスタントの設定」ボタンを実行します。 画面の真ん中からやや上辺りの位置には四つのタブ切り替えボタンが表示されています。左から、 「マイインフォ」、「アシスタント」、「サービス」、「デバイス」。 その中の「デバイス」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 ところで、この画面は別の手順でも表示させることができます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 メニューの中から「設定」ボタンを実行します。 次の画面では、「その他の設定」ボタンを実行します。 これで画面の真ん中やや上あたりに四つのタブ切り替えボタンが表示されます。 さて、「デバイス」のタブ切り替えボタンを選択状態にして、 次に画面の下部に表示されているデバイス名の箇所を実行します。 次の項目を設定変更できます。 ・デバイス名 ・デバイスの住所 ・アカウントに基づく情報 ・通知 ・YouTube制限付きモード ・YouTube TV コンテンツフィルタ ・アシスタントに声を再認識させる ・このデバイスのリンクの解除 ______________________________________ ■4-3 デバイスの住所を変更する 設定された住所情報に基づいて、天気やお店の情報を教えてくれます。 通常はデバイスの置かれている現在地を指定します。 もし別の住所を指定したい場合には、この項目を編集します。 ______________________________________ ■4-4 アカウントに基づく情報 カレンダー情報など、個人のアカウントに密接に関係した情報を扱う場合には、アカウントに基づく情報の切り替えボタンをオンにしておく必要があります。 ______________________________________ ■■チャプター5 Googleアシスタントの設定をする これまではGoogle Homeのスピーカー本体の設定をしてきましたが、Googleアシスタントの設定をすると、複数のスピーカーを持っている場合に共通のアシスタントサービスを受けることができます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ログインしているユーザ名が表示されているので、その箇所を実行します。 「アシスタントの設定」ボタンを実行します。 画面の真ん中からやや上辺りの位置には四つのタブ切り替えボタンが表示されています。左から、 「マイインフォ」、「アシスタント」、「サービス」、「デバイス」。 ところで、この画面は別の手順でも表示させることができます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 メニューの中から「設定」ボタンを実行します。 次の画面では、「その他の設定」ボタンを実行します。 これで画面の真ん中やや上あたりに四つのタブ切り替えボタンが表示されます。 ______________________________________ ■5-1 気温の単位、移動手段、自分のニックネームを設定する 「マイインフォ」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 設定できる項目や関連情報の履歴が表示されます。 ・ニックネーム Googleアシスタントから呼ばれる自分のニックネームを編集できます。 ・マイプレイス 自分の自宅や職場の住所を編集できます。 ・移動や通勤に関する設定 車、公共交通機関、徒歩、自転車の選択肢の中から指定します。 ・お支払い ・天気、気温の単位 華氏か摂氏を選べます。 登録している住所や指定しているリクエスト拳固によっては、自動的に気温の単位が変わることがあります。 ・予約、フライト、ホテル、イベント ・購入、配送などの取引 ______________________________________ ■5-2 言語やVoice Matchを設定する 四つのタブ切り替えボタンが表示されている画面で、 「アシスタント」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 設定できる項目が表示されます。 ・言語 リクエストする言語を指定できます。 また、マルチリンガル対応させたい場合、二つ目の言語を指定することもできます。 ・アシスタントの音声 対応している言語であれば、声の種類を指定できます。 ・続けて会話 連続して話しかけたい場合には、いちいちウェイクワードで呼びかけるのが面倒に感じられます。 この項目をオンにしていると、答えが返ってくると自動的にマイクの聞き取り状態に移ります。 指定している言語によっては対応していません。 ・Voice Match アシスタントにユーザの声を認識させることができます。 ・Face Match アシスタントにユーザの顔を認識させることができます。 カメラ付きのデバイスで利用できます。 ・スマートホーム ・ルーティン 一つのコマンドで複数の操作を行えるようにします。 ・最新情報のメール通知 ______________________________________ ■5-2-1 リクエストする言語の変更と複数言語の指定について リクエストする言語を選択することができます。 たとえば言語を英語に設定しておくと、話しかける言葉は英語、答えも英語で返ってきます。 外国語の学習目的で利用している人もいるようです。 また、2018年8月下旬からはマルチリンガル、複数言語の聞き分けに対応しました。二つの言語を指定できるようになり、たとえば日本語と英語を指定しておけば、それぞれの言語でリクエストすることができ、答えは話しかけた言語で返ってきます。 言語を変更するには、 「言語」の箇所を実行します。 表示されている言語名の箇所を実行すると指定できる選択肢が表示されるので、目的の言語の箇所を実行します。 これが第一言語となります。 第二言語を追加するには、 「言語を追加」の箇所を実行します。 第一言語と同じように、選択肢の中から目的の言語を選びます。 「なし」を指定すると、第二言語は設定されません。 たとえば第二言語としてアメリカ英語を追加する場合、 English United States の箇所を実行します。 日本語と英語を利用できるように指定した場合、 「オーケー グーグル」につづけて、日本語でリクエストすれば日本語で答えが返ってきます。 英語でリクエストすれば英語で教えてくれます。 ウェイクワードは第一言語にて呼びかける必要があります。 もしもアメリカ英語を第一言語に指定した場合のウェイクワードは、 「OK Google」、あるいは「Hey Google」です。 ______________________________________ ■5-2-2 Voice Match機能で自分の声を登録する カレンダーの内容など、他人に知られたくない情報は本人の声でリクエストした時だけ伝えてくれるように設定することができます。 共有で利用するために、本人の声を含めて6人の声を登録しておくことができるようになっています。 「Voice Match」ボタンを実行します。 「デバイスを追加」の箇所を実行して、表示されたデバイス名を選択状態にします。 「次へ」ボタンを実行します。 声を登録する手順に進むために 「もっと見る」ボタン、 「同意する」ボタンを実行します。 画面の支持にしたがって作業を行います。 Voice Matchで声を登録した後、自分の声を再認識させることもできます。 また、他のメンバーの声を登録することや利用するデバイスを追加することもできます。 ______________________________________ ■5-3 音楽、ニュースなどのサービスを選択する 四つのタブ切り替えボタンが表示されている画面で、 「サービス」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 設定できる項目が表示されます。 ・音声通話とビデオ通話 2019年12月現在、日本では未対応です。 ・ショッピングリスト リストに登録した内容の閲覧や新規登録ができます。 ・音楽 利用する音楽配信サービスを選択します。 ・ニュース 聞きたいニュースの提供元を選択します。 ・動画と写真 利用する写真や動画配信サービスを選択します。 ・カレンダー デフォルトのカレンダーを選択します。 ・株価情報 ______________________________________ ■5-4 「マイ アクティビティ」の画面でリクエストした内容を確認する Googleアシスタントにリクエストした内容は、履歴として記録されています。 リクエストをうまく聞き取っていたかどうか、間違えて寝言が認識されていなかったかどうか、それらを確認できるようになっています。 文字認識されているので、検索機能を利用すればメモ代わりに活用できます。 フィルタ機能で期間を絞り込むこともできます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ログインしているユーザ名が表示されているので、その箇所を実行します。 「マイ アクティビティ」ボタンを実行します。 リクエストした時のやり取りが一覧表示されます。 録音された音声を聞くこともできます。 聞きたい内容の箇所にある 「アクティビティの詳細を表示」ボタンを実行します。 次の画面で「録音を表示」の箇所を実行すると、再生ボタンが表示されます。 そのボタンを実行すれば、リクエストした時の音声が再生されます。 マイアクティビティの内容は削除することもできます。 画面の上部に配置されている「その他のメニューオプション」ボタンを実行します。 「アクティビティを削除する基準」の箇所を実行すると、日付や期間指定して削除が可能です。 また、履歴の保存期間を指定しておくことで、古い結果を自動的に削除するように設定することもできます。 ______________________________________ ■5-5 ルーティン機能を利用して短い表現や複数のことをリクエストする 元々はショートカットという名称でしたが、ルーティンという名前に変更されました。 リクエストしたい表現を短くしたり、一つの表現で複数のリクエストを同時に伝えることができます。 たとえば、 「ねぇ グーグル Spotifyで小曽根真を再生」 というリクエストを、 「ねぇ グーグル ピアノ」 という短い表現に置き換えることができます。 また、デフォルトでは「おやすみ」という表現のルーティンが用意されていますが、実行すると、 アラーム時間の設定とスリープサウンドの再生をリクエストできるようになっています。 ルーティンの追加、編集、削除を行うには、 アプリのトップ画面の左下端にある「家」ボタンを実行します。 メニューの中から「ルーティン」ボタンを実行します。 つづいて、「ルーティンを管理」ボタンを実行します。 すでに登録されているルーティンが一覧表示されています。 ルーティン機能をオンにするには、画面下部に表示されている、 「対応状況」の箇所か、その下の説明文の箇所を実行します。 VoiceOverではオンになっているのかオフになっているのか音声読み上げでは確認できません。 実際に機能が働くかどうかは、デフォルトのルーティンをリクエストして試してみる必要があります。 新しく追加するには、画面の右下端にある 「追加」ボタンを実行します。 次の項目を設定できます。 ・コマンドを追加 ・日時を設定(省略可) ・操作を追加 ・メディアを追加 必要な項目を設定して、画面の右上端にある「保存」ボタンを実行すると、新しくルーティンを作成することができます。 ______________________________________ ■5-5-1 コマンドを追加する リクエストする表現を登録します。 「コマンドを追加」ボタンを実行します。 次の画面では、テキストフィールドに登録したい表現を入力します。 入力が終わったら、画面の右上端にある「保存」ボタンを実行します。 一つ前の画面に戻ります。 ______________________________________ ■5-5-2 スケジュールを登録する 実際にリクエストを伝えなくても、師弟した曜日の時刻にその操作を行わせることができます。 この設定は省略可能です。 「日時を設定」ボタンを実行します。 数字の箇所を実行すると、開始時刻の設定をピッカー操作で行うことができます。 曜日の箇所を選択状態にします。 操作させたいスピーカーの名前を選択状態にします。 開始時にスマートフォンに通知するかどうかの選択をします。 画面の左上端にある「戻る」ボタンを実行して、一つ前の画面に戻ります。 ______________________________________ ■5-5-3 操作項目を登録する 実際に操作させたい内容を登録します。 「操作を追加」ボタンを実行します。 テキストフィールドにGoogleアシスタントのコマンドを入力することができます。 あるいは、 「よく利用する操作」の箇所を実行して、選択肢の中からコマンドを指定することもできます。 画面の右上端にある「追加」ボタンを実行すると、登録が完了し、一つ前の画面に戻ります。 別の操作を指定するには、再び、 「操作を追加」ボタンを実行して、先ほどと同じ手順で追加します。 ところで、「よく利用する操作」の選択肢の中にある「カスタムメッセージ」とは、Googleアシスタントにしゃべってほしいメッセージを入力できるようになっています。 「ic settings」ボタンを実行すると、テキストフィールドが開きます。 ______________________________________ ■5-5-4 メディアを追加する 「メディアを追加」ボタンを実行すると、 音楽、ニュース、ラジオ、スリープサウンド、それらのメディアを再生させることができます。 まず再生したいメディアの種類の箇所を実行して選択状態にします。 つづいて、そのメディアの名前の次にある「ic settings」ボタンを実行して具体的なコンテンツを選びます。 画面の右上端にある「追加」ボタンを実行します。 ルーティンの内容が表示された画面に切り替わります。 新しいルーティンの作成を完了するには、画面の右上端にある「保存」ボタンを実行します。 ______________________________________ ■5-5-5 ルーティンの編集と削除 ルーティンの名前が一覧表示されている画面を表示します。 ルーティンの内容を編集したり削除するためには、目的のルーティンの名前の箇所を実行します。 「ic delete」ボタンを実行すれば、そのルーティンを削除できます。 編集したい場合、ルーティンを作成した手順で操作することができます。 複数の操作項目を指定している場合、それらの順番を並べ替えることができます。 「順序を変更」ボタンを実行すると、画面には「並べ替え」ボタンが表示されるので、ドラッグ操作でその順序を変更できます。 あるいは、1本指の上スワイプか下スワイプで、「上に移動」か「下に移動」の操作をすることができます。 操作がうまくいかなければ、ローター・カテゴリーを「アクション」に合わせる必要があります。 また、操作したい項目名で1本指の右スワイプを1回行って「設定」ボタンがあれば、そのボタンを実行することで詳細設定ができます。 ______________________________________ ■5-6 ニュース関連の設定 「ねぇ グーグル ニュースを聞く」とリクエストした時に流れるニュースの種類を指定したり、その順番を並べ替えることができます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ログインしているユーザ名が表示されているので、その箇所を実行します。 「アシスタントの設定」ボタンを実行します。 画面の真ん中からやや上辺りの位置には四つのタブ切り替えボタンが表示されています。左から、 「マイインフォ」、「アシスタント」、「サービス」、「デバイス」。 「サービス」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 「ニュース」ボタンを実行します。 ニュースの提供元の名前が一覧表示されていますが、これらが連続で再生されるわけです。 ニュースの再生中に、 「ねえ グーグル 次」とリクエストすれば、次の提供元のニュースが再生されます。 「ニュース提供元を削除」ボタンを実行すると、一覧から外れます。 「ニュース提供元の追加」の箇所を実行すると、表示されていないニュースの提供元を加えることができます。 目的のニュースの箇所を実行して、選択状態にします。 「順序を変更」ボタンを実行すると、画面には「並べ替え」ボタンが表示されるので、ドラッグ操作でその順序を変更できます。 あるいは、1本指の上スワイプか下スワイプで、「上に移動」か「下に移動」の操作をすることができます。 操作がうまくいかなければ、ローター・カテゴリーを「アクション」に合わせる必要があります。 ______________________________________ ■■チャプター6 メモを記録するために活用しよう 予定や買い物リスト、頭に浮かんだアイデアをすぐに記録しておくことができます。 使い方によってはメモ帳代わりになってくれます。 また、大家族で住んでいる人たちにとっては、共有して利用することで伝言板としての役割も果たしてくれるかもしれません。 ______________________________________ ■6-1 ショッピングリスト 買い物したい品があれば、ショッピングリストに記録しておくことができます。 たとえば、 「ねえ グーグル 牛乳をショッピングリストに追加」 のようにリクエストします。 追加された品を確認するには、 「ねぇ グーグル ショッピングリストを開いて」 とリクエストします。 記録されている品名が読み上げられます。 さて、ショッピングリストに記録できるのは買い物したい品名だけではありません。 「ねぇ グーグル 午後7時にカフェで待ち合わせをショッピングリストに追加」 とリクエストすれば、メモ代わりに記録しておくことができます。 記録した内容はGoogle Homeアプリで一覧表示させることができます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 メニューの中から「設定」ボタンを実行します。 「ショッピングリスト」ボタンを実行します。 この画面では記録した内容を一覧表示する他に、 ・テキスト入力して商品アイテムを追加 ・商品アイテムの編集、削除、チェックオン(完了済みにする)の操作 ができます。 編集や削除のメニューを表示させるには、項目名の箇所で1本指の上スワイプ、あるいは下スワイプを行います。 操作がうまくいかなければ、ローター・カテゴリーを「アクション」に合わせる必要があります。 ______________________________________ ■6-2 覚えて ちょっとメモしておきたいことを覚えてもらうことができます。 「ねぇ グーグル 本を借りると覚えて」 このようにリクエストします。 記録された内容を確認するには、 「ねぇ グーグル 覚えていることを教えて」 このようにリクエストすると、最新の3件を日付といっしょに読み上げてくれます。 「ねぇ グーグル 忘れて」 とリクエストすることで、最新の3件を削除してくれます。 それ以前の記録は残っています。 ______________________________________ ■6-3 リマインダー 指定した時間にリマインド、お知らせしてもらうことができます。 「ねぇ グーグル リマインダーを設定」 とリクエストすると、内容と日時を伝えるようにアナウンスされるので、リマインダーを作成します。 時刻になると、Google Home本体から通知音があり、 「リマインダーがあります」 と教えてくれます。 リマインダーの内容を確認するためには、 「ねぇ グーグル リマインダーを教えて」 とリクエストする必要があります。 そうすることで、その内容を教えてくれます。 リマインダーを作成すると、Googleカレンダーで確認することができます。 ______________________________________ ■6-4 カレンダーに予定を追加する Googleカレンダーと連携できるので、予定の追加や確認はとても便利です。 「ねぇ グーグル 予定を追加」 とリクエストすれば、件名と日時を尋ねてくれるので、気軽に登録できます。 「ねぇ グーグル 次の予定は?」 「ねぇ グーグル 10月の予定は?」 などとリクエストすれば、該当する予定を教えてくれます。 Googleカレンダーのウェブサイトやアプリで閲覧・編集することができます。 (注意) カレンダーの予定を確認するためには「アカウントに基づく情報」をオンにしておく必要があります。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ログインしているユーザ名が表示されているので、その箇所を実行します。 「アシスタントの設定」ボタンを実行します。 画面の真ん中からやや上辺りの位置には四つのタブ切り替えボタンが表示されています。左から、 「マイインフォ」、「アシスタント」、「サービス」、「デバイス」。 その中の「デバイス」のタブ切り替えボタンを選択状態にします。 次に画面の下部に表示されているデバイス名の箇所を実行します。 「アカウントに基づく情報」のオン・オフ切り替えボタンをオンにします。 ______________________________________ ■■チャプター7 音楽やラジオを楽しむための関連設定 Google Home Miniはスピーカーということで、音楽やラジオを気軽に楽しませてくれます。 「ねぇ グーグル 梅田FMを再生」 「ねぇ グーグル フラメンコを再生」 そんな風にリクエストすると、ラジコやコミュニティFM、利用登録した音楽サービスから音を再生してくれます。 ______________________________________ ■7-1 音楽サービスを登録する Googleが提供するPlay Musicだけでなく、Spotifyの無料ブランなどの音楽配信サービスを利用することができます。 まずは自分が利用しているサービスを登録する必要があります。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 「設定」ボタンを実行します。 「音楽」ボタンを実行します。 利用したいサービスを選んで登録の手続きをします。 ______________________________________ ■7-2 イコライザーを調整する Google Homeシリーズのスピーカーでは、音楽を聴きやすい音で再生できるようにイコライザーを調整することができます。 低音と高温の2種類だけが調整可能です。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 設定したいデバイス名の箇所を実行します。 「設定」ボタンを実行します。 次に「イコライザー」ボタンを実行します。 それぞれピッカー操作で調整します。 VoiceOver環境での操作は、 数値の箇所で1本指の上スワイプ、あるいは下スワイプです。 または、1本指のダブルタップ&ホールドをした状態で、右ドラッグ、あるいは左ドラッグです。 ______________________________________ ■7-3 Bluetoothスピーカーとして利用する Google Home Mini本体をBluetoothスピーカーとして利用することで、iPhoneの音楽やVoiceOverの声を再生させることができます。 たとえばiPhoneとペアリングさせておくと、 「ねぇ グーグル Bluetoothに接続」 と話しかけると、iPhoneの音声を出力できる状態になります。 「ねぇ グーグル Bluetoothの接続を終了」 と話しかけると、iPhoneの音声はiPhone本体から出力されます。 手間いらずの操作でBluetoothスピーカーになってくれるので、活用法が広がることでしょう。 Google Home Mini本体とiPhoneをペアリングさせる手順は、 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 設定したいデバイス名の箇所を実行します。 「設定」ボタンを実行します。 次に「ペア設定されたBluetoothデバイス ペア設定モードを有効にする」ボタンを実行します。 次に「ペア設定モードを有効にする」ボタンを実行します。 これでペアリングモードに入ります。 つづいて、iPhoneの設定アプリを開き、Bluetoothの項目を開き、Google Home Miniのデバイス名の箇所を実行して、ペアリングを完了します。 無事にペアリングが完了すると、Google Home Mini本体から効果音が聞こえます。 Google Homeアプリの画面に切り替えると、ペア設定されたデバイス名が表示されます。 解除ボタンを実行すると、そのデバイスを一覧から外すことができます。 解除する場合、iPhoneのBluetooth設定の一覧からもGoogle Home Mini本体を 解除しておくとよいでしょう。 ______________________________________ ■7-4 Google Home Miniで再生している音楽をBluetoothスピーカーから出力する Google Home MiniではiPhoneなどの音楽をBluetooth経由で受信して再生させることができます。 Bluetoothスピーカーとしての役割を持っているわけです。 それとは逆の機能として、Google Home Miniで再生している音楽を他のBluetoothスピーカーから出力させることができます。 よい音質のスピーカーで音楽を楽しみたい場合などに利用できるようになっているわけです。 たとえば音楽を再生している状態で、 「ねぇ グーグル Bluetoothに接続」 と話しかけると、音楽はBluetoothスピーカーから出力されます。 「ねぇ グーグル Bluetoothの接続を終了」 と話しかけると、音楽はGoogle Home Mini本体から出力されます。 手間いらずの操作で出力先のスピーカーを切り替えられるので、活用法が広がることでしょう。 Google Home Mini本体とBluetoothスピーカーをペアリングさせる手順は、 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 設定したいデバイス名の箇所を実行します。 「設定」ボタンを実行します。 次に「デフォルト スピーカー」ボタンを実行します。 「Bluetooth スピーカーのペア設定」ボタンを実行します。 ペアリングできるスピーカーの検索が始まります。 つづいて、ペアリングしたいBluetoothスピーカー側で操作して、ペアリングモードに入ります。 Google Homeアプリの画面では、発見されたペアリング可能なスピーカーの名前が表示されます。 たとえば「MINIJAMBOX by Jawbone」のように表示されるので、その箇所を実行して選択状態にします。 「完了」ボタンを実行すると、ペアリングが完了します。 画面には利用可能なスピーカーが一覧表示されます。 (注意) Googleアシスタントの声はGoogle Home Mini本体から出力されます。 Googleアシスタントにリクエストして音楽の再生音量を変更すると、Google Home側の音量も変更されます。 「話しかけるときは音量を小さくする」の設定がオンになっていると、Bluetoothスピーカーで再生されている音楽の音量も小さくなります。 ______________________________________ ■7-5 複数のスピーカーで同時に音楽を再生させるためにグループ登録する 複数のGoogle HomeやGoogleアシスタント対応スピーカーを持っている場合、音楽やラジオを同時に再生させることができます。 これは別々の部屋にスピーカーを置いている人にとって、たいへん都合がよい機能です。 この機能を利用するための手順は、 それぞれのスピーカーを一つのグループとして登録しておきます。 たとえば「我が家」というグループ名で3台のスピーカーを登録しておけば、 「ねえ グーグル 我が家でMBSラジオを再生」 とリクエストすることで、3台のスピーカーからMBSラジオの番組がタイムラグなく同時に流れてくるというわけです。 これまで複数の部屋にトランジスタラジオを置いていた人にとっては、Googleアシスタント対応のスピーカーはその代わりになることでしょう。 ちなみに複数のスピーカーを持っている場合、手元にあるスピーカーにリクエストして遠く離れた部屋のスピーカーから音楽を再生するようにリクエストすることもできます。 たとえば、「デバイス名が書斎、ガレージ、キッチンとなっている場合、 キッチンのスピーカーに対して 「ねぇ グーグル 書斎でジャズをかけて」 とリクエストすれば、書斎にあるスピーカーからジャズが流れてきます。 さて、グループを作成する方法はいくつかありますが、ここでは一度に複数のデバイスを登録する方法について紹介します。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 「追加」ボタンを実行します。 次に「スピーカーグループの作成」ボタンを実行します。 グループに登録できるデバイスの一覧が表示されるので、目的のデバイスの箇所を実行して選択状態にします。 「次へ」ボタンを実行します。 テキストフィールドにはグループの名前を入力します。 「保存」ボタンを実行します。 これでグループ作成が完了しました。 グループの確認は、トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 家の名前、部屋の名前、デバイスの名前と同じようにグループの名前が表示されています。 グループ名の箇所を実行して、「設定」ボタンを実行すると、操作できる項目が表示されます。 名前の変更、デバイスの選択、グループの削除など。 ______________________________________ ■7-6 2台のスピーカーでステレオ再生する 複数のスピーカーを持っている場合、2台のスピーカーをペア登録してステレオ再生させることができます。 ペア設定すると、マイクでリクエストを聞き取ってくれるスピーカーは1台となります。 ところで、ペアの解除をした場合、ペアに指定したスピーカーは音声リクエストを聞き取らないままになっているので、アカウントにリンクする操作をする必要があります。 ステレオペア登録する設定の手順は、 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ステレオペア登録したいスピーカーの名前の箇所を実行すると、メニューが表示されます。 「設定」ボタンを実行します。 「スピーカーペア」ボタンを実行します。 1. 「家」の名前を選択して、「次へ」ボタンを実行します。 2. 説明が表示されます。 「次へ」ボタンを実行します。 3. ペア対象のスピーカーが表示されるので、ペアにしたいデバイス名の箇所を実行して選択状態にします。 「次へ」ボタンを実行します。 ペアに選んだスピーカーでは音声リクエストを聞き取らないようになります。 4. 左右どちらに割り当てるのか、指定します。 「音声の再生」ボタンを実行すると、今設定中のスピーカーから音が鳴ります。 「次へ」ボタンを実行します。 5. ペア設定したスピーカーの部屋を選択します。 「次へ」ボタンを実行します。 6. スピーカーペアの名前を指定します。 テキストフィールド内の内容を編集できます。 「次へ」ボタンを実行します。 7. 完了しました。 これでステレオ再生ができるようになります。 ステレオペアの解除もできます。 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 ステレオペア登録した時に名前を登録しましたが、元々のスピーカー2台の代わりにそのペア名が表示されています。 その名前の箇所を実行すると、メニューが表示されます。 「設定」ボタンを実行します。 「スピーカーペア」の項目の箇所を確認すると、スピーカーの左右割り当てを確認できます。 その箇所を実行すると、「スピーカーペアの解除」ボタンが表示されます。 解除ボタンを実行すると、ペアは解除されてデバイス名が一覧表示される画面では、元々のスピーカー名が表示されるようになります。 注意することとしては、ペアに選んだもう一つのスピーカーは、音声リクエストを受け付けない状態になってしまっているので、アカウントにリンクする必要があります。 デバイス名の一覧からそのスピーカーの箇所を実行して、 「ログインが必要」ボタンを実行します。 あるいは、デバイス名が一覧表示されている画面で、「アカウントのリンク」ボタンを実行します。 セットアップした時と同じような手順で設定していきます。 ______________________________________ ■■チャプター8 音声メッセージを送信するブロードキャスト機能 複数のデバイスを持っている場合、別のデバイスにメッセージを送信することができます。 提携文であればGoogleアシスタントが読み上げてくれますが、基本は自分の声を届ける 使い方になるでしょう。 「ねぇ グーグル ブロードキャスト」 とリクエストすると、 「ブロードキャストするメッセージはなんでしょう」 と質問されます。 効果音の跡に送信したい音声メッセージを伝えます。 家の中、ホームネットワーク内にあるデバイスすべてに送信されます。 効果音につづいて、録音されたメッセージが再生されます。 ただし、夜間モードになっているデバイスでは再生されません。 スマートフォンのGoogle Homeアプリからブロードキャストで音声メッセージを送信することもできます。 その場合、スマートフォンはホームネットワークの中にいなくても同じアカウント登録されているデバイスに対して送信することができます。 逆にスピーカーからブロードキャストした場合、スマートフォンのGoogle Homeアプリでは再生させることはできません。 Google Homeアプリからブロードキャストする方法は、 トップ画面の左下端に配置されている「家」ボタンを実行して、家の中にあるデバイスの一覧を表示させます。 「ブロードキャスト」ボタンを実行します。 アナウンスにしたがって音声メッセージを伝えます。 VoiceOver環境では、Googleアシスタントを呼び出した後の反応が鈍くなってしまうかもしれません。 「アシスタント 音声プレートを閉じる」ボタンを実行するか、しばらく待っていると画面が切り替わります。 Google Home デバイスに音声メッセージをブロードキャストする - Android - Google Home ヘルプ https://support.google.com/googlehome/answer/7531913 ______________________________________ ■■チャプター9 便利な翻訳と通訳の機能 外国語でなんというのか、すぐに教えてもらうことができます。 リクエストの仕方は、 「ねぇ グーグル 晩さん会を英語に翻訳して」 「ねぇ グーグル universityを日本語に翻訳して」 などです。 通訳モードに入ると、二つの言語間の会話を連続して訳してくれます。 「ねぇ グーグル 通訳者になって」 とリクエストすると、 「何語に訳しますか?」と聞き返してきます。 そうすると、通訳してほしい言語の名前を伝えます。 たとえば「タイ語」と伝えてみましょう。 効果音が聞こえたら、日本語化、あるいはタイ語を話します。 日本語であればタイ語のフレーズに、タイ語を話せば日本語のフレーズに、自動的に通訳されます。 通訳モードを終了するには、「終了」と伝えます。 あるいは、しばらく何も話さずにいると、自動的に終了します。 ______________________________________ ■■チャプター10 Googleアシスタントにできること Googleアシスタントにリクエストしてできることは日々増えています。 時刻やアラームの設定、天気や為替レートの情報などの基本的なこと以外にも、家電を操作するスマートホームやリモコン機能などが利用できます。 その他にも、ゲームやクイズなどのアプリが提供されています。 たとえば、 「ねぇ グーグルニ 絶対音感チャレンジにつないで」 とリクエストするとドレミの音を当てるクイズが始まります。 アプリを終了したい時には、 「ねぇ グーグル 終了」 と伝えます。 最新情報を確認するには、アプリのトップ画面の右下端にある「アカウント」ボタンを実行して、「使い方・ヒント」ボタンを実行します。 Googleアシスタントのアプリが開いて、情報を表示してくれます。 そのためにはGoogleアシスタントアプリをインストールしておくことが必要です。 Googleアシスタントで利用できるアプリのことについて発信しているウェブサイトもあります。 【Google Homeでできること】全492個のGoogle Assistantアプリ一覧 https://smarthacks.jp/db/ai/google/ ______________________________________ ■■チャプター11 Google Home Miniをリセット、工場出荷時の状態に戻す 本体背面にあるリセットボタンを長尾氏します。 音声ガイダンスでリセット作業に入ることを確認できます。 ______________________________________ ■■チャプター12 関連情報 Google Home ヘルプ https://support.google.com/googlehome/?hl=ja#topic=7029677 Google, Inc.「Google アシスタント」 https://itunes.apple.com/jp/app/google-%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88/id1220976145?mt=8 Googleが開発したAIアシスタント「Google アシスタント」 with iOS Voiceover http://voicei.seesaa.net/article/461505787.html?seesaa_related=category ______________________________________