Amazonのスクリーン付きスマートスピーカー「Echo Show」と音声読み上げ機能「VoiceView」のジェスチャー操作について 2020-0105 執筆者: 品川 博之 Email: voice-of-i@outlook.jp note: voice_of_i https://note.com/voice_of_i RSSフィード: https://note.com/voice_of_i/rss Twitter: @voice_of_i https://twitter.com/voice_of_i 製作完了日 2020年1月5日 項目の先頭には■(くろしかくの記号)を付記しています。 文字検索などを利用しながら閲覧ください。 目次の始まりには「はじまり」を、目次の終わりには「おわり」と記しています。 目次を読むのが面倒な人は、「目次 おわり」にジャンプして読み進めてください。 ----------目次 はじまり---------- ■はじめに ■お断り ■この説明書を気に入って下さった方へ ■■チャプター1 本体の形状とボタンの位置 ■1-1 天面のボタン類 ■1-2 背面のポート類 ■■チャプター2 技術仕様 ■■チャプター3 VoiceViewをオンにしてみましょう ■■チャプター4 Echo Show本体のセットアップ ■■チャプター5 VoiceView特有のジェスチャー ■■チャプター6 VoiceViewのオン・オフ切り替え ■■チャプター7 クイック操作メニューを開く ■7-1 本体やVoiceView読み上げのカスタマイズをするための設定メニュー ■7-2 サウンド ■7-3 デバイスオプション ■7-4 スマートフォンの音をEcho Showから出力させるBluetoothペアリング ■7-5 タップしてアレクサ ■■チャプター8 Alexaアプリを利用しての詳細設定 ■■チャプター9 ウェブブラウザを開く ■■チャプター10 関連情報 ----------目次 おわり---------- ■はじめに ここで紹介しているEcho Showは日本で2018年12月12日に発売されたモデルです。 2019年5月には5.5インチのスクリーンサイズであるEcho Show 5が発売されましたが、おそらく同じ操作で使えるものと思われます。 アマゾンから10.1インチのディスプレイ付きデバイスEcho Showが発売されました。 これが第2世代目のEcho Showとなります。 第1世代は7インチのディスプレイサイズでしたが、日本では発売されませんでした。 Amazon | Echo Show - 大画面スクリーン付きスマートスピーカー https://www.amazon.co.jp/dp/B07934NYFN スクリーンが付いていることで便利な点は、 ・天気などの結果を数日文まとめて表示してくれる。 ・寫眞や動画のコンテンツの視聴ができる。 ・スクリーン付きスピーカー向けのスキルを利用できる。 ・ビデオ通話ができる。 もっとも便利なのは、セットアップ作業をするためにスマートフォンのアプリは必要ないということです。Echo Showのスクリーン上をタッチしながら初期設定ができるようになっています。 ただし、詳細な設定やサービス利用を開始するためには、スマートフォン向けにリリースさけているAmazon Alexaアプリを使う必要があります。 Alexaとは、アマゾンが提供するAIアシスタントのサービスのことです。 Echoとは、Alexaを利用するためのスマートスピーカーで、複数のモデルが発売されています。 スクリーン付きのモデルには2.5インチの小型ディスプレイのEcho Spotが先に発売されていました。 アレクサというウェイクワードにつづけて、操作してほしいことをマイクに向かって話しかけます。 その音声を認識して、指示した操作を実行してくれるという仕組みです。 iOSであれば「Hey Siri」がウェイクワードとして使われていますね。 基本的には声で話しかけて、声で答えてくれるというシステムなので、画面の見えないユーザにとっては都合がよいといえるでしょう。 さらにスクリーン付きのスマートスピーカーであるEcho Showでは、結果の内容を画面に表示してくれます。 声での応答の場合は限られた情報しか教えてくれませんが、スクリーンにはより多くの情報を表示してくれます。 ユーザー補助の機能として、スクリーンリーダーや拡大機能が搭載されています。 VoiceViewというスクリーンリーダー機能をオンにすることで、iOS VoiceOverでiPhoneを操作するのと同じような感覚で、画面が見えないユーザーでもタッチ操作することができます。 ______________________________________ ■お断り Alexa対応のスマートスピーカーで操作できることは増え続けています。 また、スピーカー本体をアップデートするためのファームウェアの配信は定期的に行われています。 そのためにアプリのレイアウトやボタンの場所が変わってしまうことは多々あります。 ここで紹介している内容に違いが生じるかもしれませんので、ご承知おきください。 この説明書のテキストデータはダウンロードできるようになっています。 情報機器関連資料 - 日本ライトハウス情報文化センター http://www.lighthouse.or.jp/iccb/publications/index_publications/jyohokiki/ また、ここで紹介している内容はブログでも公開しています。 Amazonのスクリーン付きスマートスピーカー「Echo Show」と音声読み上げ機能「VoiceView」のジェスチャー操作について : Voice of AI -- しゃべってなんぼ スマートスピーカーでAIある暮らしを! http://voicei-ai.seesaa.net/article/463344081.html?1546667945 このテキストの中ではAmazon Alexaアプリについての使い方は紹介していませんので、別のテキスト 『Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot」と設定アプリ「Amazon Alexa」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で)』 を参照してください。 ______________________________________ ■この説明書を気に入って下さった方へ この説明書は視覚障害を持つ筆者がまとめたものですが、iOS VoiceOver環境でのアプリの使い方には工夫がいるので、ここに公開することにしました。 この説明書が視覚障害ユーザーはもちろんのこと、サポートする人たちにとっても参考になればうれしく思います。 ところで、筆者は視覚障害者や読書み困難のある人向けのインターネット図書館サービスである『サピエ』を応援しています。 朗読図書や点字図書の製作、それら書籍の貸し出しが行われています。 その運営費は寄付金や関連団体からの資金でまかなわれています。 しかし、必死のパッチで運営されている状況のようです。 この説明書が役に立ったと感じて下さって、もし貴方が経済的に余裕があれば、サピエを応援していただけるとありがたいです。 サピエとは https://www.sapie.or.jp/sapie.shtml 全視情協:全視情協とは - ご寄付のお願い http://www.naiiv.net/about/?20160221 ______________________________________ ■■チャプター1 本体の形状とボタンの位置 本体の全面は10.1インチのタッチスクリーンとなっており、ボタン類は天面に三つ、ポート類は背面の床面に近い場所に搭載されています。 三角屋根のような形状で、天面の面積は狭く、底面は広くなっています。 スピーカーは背面側にあり、八つのマイクは天面川にあります。 ______________________________________ ■1-1 天面のボタン類 三つのボタンが横に並んでいます。左から、 ・マイク/カメラのミュート切り替えボタン ・音量ダウン ・音量アップ マイク/カメラボタンを1回クリックするごとに聞き取りモードのオン・オフが切り替わります。 また、マイク/カメラボタンには電源をオン・オフする役割もあり、電源が入っている状態で長押しすると、切断するかどうかの問い合わせが表示されます。 メニューが表示されたことは効果音で確認できます。 電源が切れている状態で長押しすると、電源がオンになります。 スクリーンリーダーであるVoiceViewのオン・オフを切り替える時にもマイク/カメラボタンを長押しする操作が必要になります。 ______________________________________ ■1-2 背面のポート類 背面で床面に近い部分には三つのコネクタが横に並んでいます。左から、 ・盗難防止用のケンジントンロック ・電源コネクタ ・有線LAN接続用のMicro USBコネクタ 電源コネクタには付属の専用ACアダプタのケーブルを差し込みます。 Micro USBポートには優先LANケーブルの他に、USBキーボードをつなぐこともできます。 ______________________________________ ■■チャプター2 技術仕様 サイズ 246 mm x 174 mm x 107 mm 重量 1,755 g スクリーンサイズ 10.1インチ タッチスクリーン カメラ 500万画素 オーディオ 2.0インチ ネオジム x 2 パッシブバスラジエーター付き Bluetooth接続 Wi-Fi デュアルバンド、デュアルアンテナ (MIMO) 802.11a/b/g/n/ac Wi-Fiネットワーク、802.15.4(スマートホーム接続)に対応。アドホックモード(またはピアツーピア方式)のWi-Fi ネットワークには非対応 プロセッサ Intel Atom x5-Z8350 同梱内容 Echo Show、電源アダプタ(30W)、 スタートガイド ______________________________________ ■■チャプター3 VoiceViewをオンにしてみましょう スクリーンリーダーであるVoiceViewを起動する手順を紹介します。 音声読み上げ機能を使用しながらセットアップをする場合、まずはこの機能をオンにしておく必要があります。 セットアップ完了後であっても、同じような手順でVoiceViewをオンにすることができます。 1. Echo Show本体の電源アダプタをつなぐと自動的に電源がオンになります。 2. しばらく待っていると音声ガイダンスが始まりますが、これはVoiceViewによる読み上げではありません。 3. VoiceViewをオンにするには、マイク/カメラボタンを長押しします。 このボタンの位置は、ディスプレイを手前にした状態で天面をに並ぶ三つのボタンのうち左端です。真ん中は音量ダウン、右端が音量アップ。 4. 効果音が聞こえたらボタンから指を離します。 そして、2本の指で画面を5秒以上タッチし続けます。 指と指の間はできるだけ近づけておく方がよいみたいです。 5. VoiceViewが起動します。 途中で指を離してしまうと音声読み上げはキャンセルされてしまうので、ガイダンスを聞き終わるまで指を付けておきます。 6. しばらく待っていると、VoiceViewのジェスチャー操作を練習するためのスタートガイドが始まります。 画面の右下端にある「次へ」ボタンを見つけて1本指でダブルタップすると、ステップごとの練習をすることができます。 「終了」ボタンを実行すると、スタートガイドをキャンセルできます。 このスタートガイドはデバイスのセットアップ後でも表示させることができます。 ______________________________________ ■■チャプター4 Echo Show本体のセットアップ では、Echo Show本体のセットアップを始めましょう。 1. 言語を選択します。 日本語と読み上げる箇所を見つけて、1本指でダブルタップして実行します。 2. デバイスを接続させるWi-Fiネットワークを選択します。 ネットワーク名の箇所を実行します。 3. パスキーを入力します。 VoiceView環境では、タッチ&リリース方式でソフトウェアキーボード上の英数字を入力することができます。 ソフトウェアキーボードは画面の下部に表示されています。 1本指を画面につけて、指を滑らせながら入力したい文字を読み上げさせます。 指を画面から離すと文字が入力できる仕組みです。 入力が終わったら、画面の右下端にある「決定」の箇所をタッチ&リリースします。 次に「接続」ボタンを実行します。 物理的なキーボードで入力することもできます。 デバイス背面にあるMicro USBポートにUSBキーボードをつなぐ必要があります。 ただし、「決定」の箇所は画面上でタッチ&リリースする必要があります。 4. アマゾンのアカウント情報を入力する画面が表示されます。 Emailアドレスを入力したら、画面の右下端にある「次へ」の箇所をタッチ&リリースします。 パスワードを入力したら、画面の右下端にある「決定」の箇所をタッチ&リリースします。 5. アマゾンの利用条件に同意することを確認する画面が表示されます。 「続行」ボタンを実行します。 6. タイムゾーンの確認画面が表示されます。 日本が選択されていれば「続行」ボタンを実行して次に進みます。 7. デバイス名を入力する画面が表示されます。 変更したければテキストフィールドを編集できます。 「続行」ボタンを実行します。 8. Echo Showの紹介ビデオを再生する画面が表示されます。 案内文の箇所を実行すると、ビデオの再生が始まります。 終了するとセットアップ完了です。 ウェイクワードの後に声でリクエストを伝えてみてください。 たとえば、 「アレクサ 今日の天気は?」 セットアップが完了しており、インターネットにつながっていれば、答えが返ってきます。 ______________________________________ ■■チャプター5 VoiceView特有のジェスチャー 普段は声でAlexaに呼びかけるだけでよいわけですが、設定メニューを操作するには画面上でのタッチ操作が必要になります。 VoiceView環境では特有のタッチジェスチャーが用意されています。 iOS VoiceOverのジェスチャーに慣れ親しんでいる人にとっては親しみやすいジェスチャーになっています。 ●1本指のタッチ 指の下にある項目をフォーカスして、その項目名を読み上げます。 ●1本指のダブルタップ フォーカスしている項目を実行します。 ●1本指のダブルタップ&ホールド フォーカスしている項目を長押しします。 ●1本指の右スワイプ 次の項目に移動します。 ●1本指の左スワイプ 前の項目に移動します。 ●1本指で下スワイプ 指定したナビゲーション単位で読み上げます。 文字単位になっていれば次の文字を読み上げます。 ●1本指で上スワイプ 指定したナビゲーション単位で読み上げます。 文字単位になっていれば前の文字を読み上げます。 ●1本指で上スワイプして下スワイプ 指を上に向かってスワイプした後、画面につけたままの指を下方向にスワイプします。 Google TalkBackで使用されている往復ジェスチャーと同じです。 ナビゲーション単位を切り替えます。 文字、単語など。 ●1本指で下スワイプして上スワイプ 指を下に向かってスワイプした後、画面につけたままの指を上方向にスワイプします。 Google TalkBackで使用されている往復ジェスチャーと同じです。 ナビゲーション単位を切り替えます。 文字、単語など。 ●1本指で右スワイプして左スワイプ 指を右に向かってスワイプした後、画面につけたままの指を左方向にスワイプします。 Google TalkBackで使用されている往復ジェスチャーと同じです。 スライダーを操作します。 値を大きくします。 ●1本指で左スワイプして右スワイプ 指を左に向かってスワイプした後、画面につけたままの指を右方向にスワイプします。 Google TalkBackで使用されている往復ジェスチャーと同じです。 スライダーを操作します。 値を小さくします。 ●2本指のシングルタップ 読み上げ中の音声を停止します。 ●2本指のダブルタップ 音楽やビデオなどのメディアの再生と停止を切り替えます。 ただし、すべてのメディアサービスで反応するわけではありません。 ●2本指の上スワイプ 最初の項目から連続読みします。 ●2本指の下スワイプ 選択されている項目から下に向かって連続読みします。 ●2本指の右スワイプ 連続読み中に次の項目に移動して、そのまま連続読みを続けます。 ●2本指の左スワイプ 連続読み中に前の項目に移動して、そのまま連続読みを続けます。 ●3本指の上スワイプ 画面を下にスクロールします。 タイマーやアラーム音を停止させる目的でも利用できます。 ●3本指のシングルタップ フォーカスしている項目名の読み上げや画面の説明、使い方のヒントなどを読み上げます。 ●3本指のダブルタップ&ホールド テキストの範囲選択をして、クリップボードにコピーします。 範囲選択をする場合、最初の文字で1回目のジェスチャーを行い、最後の文字で2回目のジェスチャーを行います。 範囲選択された文字列は自動的にクリップボードにコピーされます。 ペーストのジェスチャーは4本指のダブルタップ&ホールドです。 ●3本指の下スワイプ 画面を上にスクロールします。 ●3本指の左スワイプ 画面を右にスクロールします。 ●3本指の右スワイプ 画面を左にスクロールします。 ●画面の上端から3本指で下スワイプ クイック操作メニューを表示します。 設定、アラーム、お休みモードなどの項目を表示します。 ●画面の上半分で4本指のシングルタップ 最初の項目に移動します。 ●画面の下半分で4本指のシングルタップ 最後の項目に移動します。 ●4本指のダブルタップ ジェスチャーの練習モードに入ります。 終了するには再び4本指のダブルタップ。 ●4本指のダブルタップ&ホールド クリップボードにコピーされた文字列をペーストします。 テキストの範囲選択とコピーのジェスチャーは、3本指のダブルタップ&ホールドです。 ______________________________________ ■■チャプター6 VoiceViewのオン・オフ切り替え 音声読み上げ機能であるVoiceViewは設定メニューの中でオンとオフの切り替えができますが、ジェスチャー操作でも簡単に切り替えることができます。 ●VoiceViewをオフにする マイク/カメラボタンを長押して効果音の後、1本指でダブルタップ&ホールドします。 タッチする場所は画面の中央がよさそうです。 VoiceView機能をオフにしますという内容の音声ガイダンスが聞こえます。 画面から指を離すタイミングが早いとキャンセルされてしまうので、音声ガイダンスは最後まで聞いておく必要があります。 マイク/カメラボタンの長押しにより電源を切断するという問い合わせが表示されますが、「OK」の箇所を間違えてダブルタップしてしまうと、そのまま本体の電源が切れてしまいます。その場合は慌てずに電源をオンにしてください。 電源をオンにするにはマイク/カメラボタンの長押しです。 ●VoiceViewをオンにする マイク/カメラボタンを長押しして効果音の後、2本指でタッチ&ホールドを行ないます。 タッチする場所は画面の中央がよさそうです。 指と指の間はできるだけ近づけておく方がよいみたいです。 VoiceViewが起動します。 画面から指を離すタイミングが早すぎるとVoiceViewの起動はキャンセルされてしまうので、ガイダンスを聞き終わるまで指を付けておきます。 ______________________________________ ■■チャプター7 クイック操作メニューを開く 本体の設定をするなどの基本的な項目を含めた「クイック操作」のメニュを表示させることができます。 VoiceView環境では、画面の上端から3本指で下スワイプです。 標準のジェスチャーは1本指で下スワイプとなります。 次の項目が表示されます。 ・ホーム ・アラーム ・照明など ・提携アクション ・コール メッセージ ・設定 ・お休みモードのトグルボタン ・画面の明るさのスライダー クイック操作メニューはしばらくすると表示が消えてホーム画面に戻ります。 もしすぐにホーム画面に戻りたい場合は、クイック操作メニューの中の「ホーム」を実行してください。 「アレクサ ホーム画面」 と声でリクエストすることもできます。 ______________________________________ ■7-1 本体やVoiceView読み上げのカスタマイズをするための設定メニュー クイック操作のメニューの中から「設定」を開いてみましょう。 ・Bluetooth ・ネットワーク ・ホーム画面 ・ディスプレイ ・サウンド ・通信 ・お休みモード ・デバイスオプション ・アクセス制限 ・試してみよう ・ヘルプ ・ユーザー補助 ・規約等 ここでは、Wi-Fiネットワークの切り替えやお休みモードの指定などができます。 VoiceViewの設定は「ユーザー補助」の項目を開いて行います。 「ユーザー補助」の箇所を実行して、「VoiceViewスクリーンリーダー」の箇所を実行します。 ・VoiceViewのオン・オフ切り替え ・読み上げ速度 ・読み上げ音量 ・操作音の音量 ・キーエコー ・句読点レベル ・大文字を区別する ・情報量 ・VoiceViewスタートガイド 必要に応じてカスタマイズしておくとよいでしょう。 なお、VoiceViewのオン・オフ切り替えや、練習モードへの切り替えはジェスチャー操作で可能です。 ______________________________________ ■7-2 サウンド デバイスから鳴るアラームの音量や効果音のオン・オフを切り替えることができます。 イコライザーで調整できるのは低温、中温、高音の3種類です。 ウェイクワードで話しかけると、本体が聞き取りモードに入ったことをスクリーン上の色で確認できるようになっています。 スクリーンに表示される色が見えないユーザの場合、効果音をオンにしておくことをお勧めします。 「開始時」と「終了時」の箇所を実行すると、有効と無効が切り替わるようになっています。 それぞれを有効にしておくとよいでしょう。 ______________________________________ ■7-3 デバイスオプション この中には、ソフトウェアのアップデートや工場出荷時の状態へのリセットなどの項目が含まれています。 ______________________________________ ■7-4 スマートフォンの音をEcho Showから出力させるBluetoothペアリング iPhoneなどのスマートフォンの音楽をEcho Showのスピーカーで再生させることができます。 Echo Show側でクイック操作メニューを開き、設定、Bluetoothと進んでいくと、画面にはペアリング可能なBluetooth機器の一覧が表示されています。 接続させたいデバイス名の箇所を実行します。 ペアリングが完了すれば、 「アレクサ Bluetoothの接続を開始」 「アレクサ Bluetothの接続を解除」 などのリクエストでそのデバイスとつながるようになります。 ______________________________________ ■7-5 タップしてアレクサ ユーザー補助のメニューの中には、字幕関連の項目が用意されています。 聴覚障碍者向けの機能ですが、それとは別の機能として「タップしてAlexa」という機能が用意されています。 これは「アレクサ」というウェイクワードとともに声でリクエストしなくても、画面上に表示されるメニューを指でタッチすることでAlexa機能を利用できるようにするものです。 夜中など、声でリクエストすることが躊躇われる場面では便利に感じられることでしょう。 また、声でリクエストを伝えるのが手間だと感じる人にとっては、目的のアイコンをタップしていくだけでよいので、ショートカットメニューとして活用できることでしょう。 「タップしてAlexa」を有効にしておくと、ホーム画面の右上にアイコンが表示されます。 VoiceViewでは「タップしてAlexa」と読み上げられます。 デフォルトのショートカットメニューを削除するには、「モード変更」ボタンを実行して操作します。 新規にメニューを追加することもできます。 「質問」ボタンを実行すると、ソフトウェアキーボードが表示されるので、Alexaにリクエストしたい内容を入力します。 ______________________________________ ■■チャプター8 Alexaアプリを利用しての詳細設定 Alexaコールや提携アクションなどはスマートフォンにインストールしたAlexaアプリで設定する必要があります。 iOS VoiceOver環境でのAlexaアプリの説明は、次の記事を参考にしてください。 ■■チャプター4 Alexaアプリについて http://voicei-ai.seesaa.net/article/462887746.html?1542963901#index4 ______________________________________ ■■チャプター9 ウェブブラウザを開く 声でのリクエストでウェブ検索や閲覧ができるわけではありませんが、Echo ShowにはウェブブラウザとしてAmazon SilkとMozilla Firefoxがインストールされています。 設定メニューを開いて、「デバイスオプション」、ウェブオプション」、「ブラウザ」の中で、どちらのブラウザを普段利用するのか指定しておきます。 ウェブ検索の他に、YouTubeの検索と視聴をするのに活用できます。 ウェブ検索する場合は、画面上のテキストフィールドにソフトウェアキーボードで入力できます。 また、「アレクサ YouTubeですき焼きのレシピを検索」とリクエストすることで、動画の一覧が表示されます。 目的の動画をタップすれば再生が始まります。 検索結果が画面に表示され続けている場合は、 「アレクサ ホーム画面」 とリクエストすれば、ホーム画面に切り替わります。 ______________________________________ ■■チャプター10 関連情報 Echo端末のVoiceViewスクリーンリーダーガイド https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202158220 Amazonのスマートスピーカー「Echo Dot」と設定アプリ「Amazon Alexa」の使い方 (iPhoneのVoiceOver環境で): しゃべってなんぼ! スマートスピーカーでAIある暮らしを http://voicei-ai.seesaa.net/article/462887746.html?1542963901 ______________________________________